2017年10月16日月曜日

『インバウンドビジネスの理論と実践』開始と図書館展示の紹介


流通マーケティング学科の丸谷です。20回目の執筆です。

皆さんインバウンドビジネスって聞いたことあるでしょうか?

インバウンドビジネスとは、外国の方に国内に来てもらう事業のことです。日本政府もここ数年非常に力をいれており、中国などから来られた観光客が銀座で爆買いする姿が取り上げられたりして、一時期ものすごく話題になりました。

私の担当するグローバル・マーケティング論(簡単にいうと海外でどのようにマーケティングを行っていくのか)の講義でも、履修者の方々からインバウンドや爆買いについても取り上げて欲しいという要望がここ数年増加しています(私の授業では基本的にはインバウンドとは反対の、日本企業が海外に向けて行うマーケティングであるアウトバウンドを中心に授業を行ってきました)。

懸案となっていたインバウンドに関して、ようやく2016622日に外部スピーカーとして、『爆買いを呼ぶおもてなし―中国人誘客への必須15の常識・非常識』を静岡新聞社から出版(後述の展示コーナーにも展示されています)された静岡産業大学の柯麗華先生に、爆買いについてお話して頂き、講義終了後も多くの質問がなされ、関心の高さが確認されました。私はこの好評を受けて2017年度の特別企画講義を企画し実施することになり、この9月より『インバウンドビジネスの理論と実践』という名称で1月まで15回の講義を行っています。



                                        『インバウンドビジネス理論と実践』講義風景

講義授業計画は以下の通りです。

前半で理論を学習した後、第9回からは多様な外部スピーカーをお招きして、インバウンドビジネスの実践についてお話頂く予定です。

なお、東京経済大学では教員が学生さんのニーズなどを踏まえて講義を特別に企画する制度があります。私も20164月にコミュニケーション学部の遠藤先生が企画された講義に講師として参加したことあります(詳細は私が20166月に執筆した経営学部ブログ「特別企画講義「オリンピックから現代をみる」の中でブラジル経済ビジネスに関して講義する。」(http://tkubiz.blogspot.jp/2016/06/blog-post.html)を参照)。
           理論部分の講義担当野口先生と展示内容を検討

この特別企画講義にあわせて、東京経済大学図書館にて展示も始まっています(本館ウォールCにて)。この分野の基本文献や講義担当者の書籍などを展示しております。

              展示内容2017年10月初旬現在

内容は随時更新されていく予定ですので、インバウンドビジネスにご関心のある方はぜひご覧ください。
 
文責  丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授)