2017年7月27日木曜日

東経大 経営学部 夢ナビライブ2017@東京ビッグサイトに参加してきました!!

経営学部の山本聡(中小企業経営論 担当)です。東経大は定期試験真っ盛りです。もう数日すれば夏季休暇になり、国分寺キャンパスにも静寂が訪れます。

さて、前回のTKUビジネスブログで書いたように、経営学部 現代経営コースの有志5人で、7月22日に東京ビッグサイトで開催された夢ナビライブ2017に参加してきました。今回は当日の様子を簡単に報告します。


 経営学部から5人の教員が参加。朝10:00集合で、東京ビッグサイト最寄の国際展示場駅に向かうりんかい線の中は高校生で溢れかえっていました。山本は展示会参観のため、東京ビッグサイトはちょくちょく訪れるのですが、説明者側としては初めての参加です。

夢ナビライブ会場の東京ビッグサイト

豪華な熊手が出迎えてくれました

教員はこんな名札を付けます

まなびステーション:ここで高校生向けに経営学を説明します

 10:30前にスタートしたのですが、経営学のまなびステーションはすぐに長蛇の列になりました。来場者は高校1年生から3年生、男子、女子、個人、友人連れ、家族連れと様々。東京都や埼玉県といった近郊だけではなく、山形県、岡山県、富山県など遠方からの来場者もたくさん。高校生からは

「経営学と経済学、商学の違いとは何か?」
「経営学を学ぶと将来どのような仕事に就けるのか?」
「大学で学ぶとは一体どういうことか?」

といった質問を受け、思わず熱弁をしてしまうこともあったり、、、。



高校生からの質問に答える東経大 経営学部の教員 

 皆さんとても熱心で、大学教員としても大変な刺激を受け、とても良い機会でした。是非、将来は経営学を専攻し、学びを深めてほしいと思っています。何人かはそのうち、東経大で会えるかもしれません。そんな日が来るのを待っています。

文責:山本聡(中小企業経営論担当)

2017年7月25日火曜日

【学問のミカタ】大学の先生のお仕事は?


 こんにちは、経営学部教員の柴田高です。
 【学問のミカタ】のシリーズは、これまで本藤先生が書かれていたのですが、今回からもっといろいろな教員が交代で執筆することになり、私がトップバッターを仰せつかりました。実は今年の7月前半、私は中国の北京にある本学の協定校、対外経済貿易大学でも授業を行ってきました。対外経済貿易大学と本学の間には、教員や学生の相互交流の歴史があります。私にとっては2回目の北京での授業だったのですが、今回は対外経済貿易大学のサマースクールへの派遣教員として、同校の学生に向けた「Product Development in The Japanese Firms(日本企業の製品開発)」という英語の授業を2週間担当してきました。以下の写真が、学生との記念写真です。


 というわけで、今回は改めて大学教員の仕事についてご説明いたしましょう。

 大学に勤務している専任教員の場合、仕事の種類は大きく3つに分かれます。
 教育 -授業を行い、学生を指導して、試験を行ったり、学生に論文を書かせる仕事です。
 研究 -自分の専門分野で新たな発見を含む研究を進め、その成果を公表する仕事です。
 校務 -上記の2つ以外に、大学運営に関わる(雑用を含めた)さまざまな仕事です。
 これらはいずれも大事な仕事で、優先順位はつけ難く、また複数の要素が融合する仕事の場合もあります。対外経済貿易大学への派遣教員というのも、教育と校務の両方の要素を含む仕事でした。

<教育の仕事>

私の場合、本来の教育分野の仕事としては、1年生向けの基礎科目の「会社入門(前期開講)」と「基礎経営学(後期開講)」と、2年生以上向けの重点履修科目「経営戦略論」が主な担当科目で、このほかにゼミや卒業論文の指導などが加わります。これまで、私がこのブログに書いてきた内容も、以下のようにこのゼミでの活動が中心でした。
http://tkubiz.blogspot.jp/2017/05/blog-post_21.html

 経営学部の教員として、学生の教育を担当していると、どうしても悩むことがあります。経営学部では、企業活動の生きた姿を学ぶことを主眼としていますが、高校までのカリキュラムでは経営学に相当するようなものがなく、入学したばかりの学部1年生では、会社勤めの経験もないため、会社というものがどのような存在か、なかなか理解できません。そこを何とか会社という存在を実感味を持って理解して欲しい、という思いから始めた科目が「会社入門」です。さらに、経営学分野の有名な研究者の有名な理論を取り上げて、内容を体系的に理解してもらうための科目が「基礎経営学」です。1年生で、これら経営学の入門編の科目を学んだ後に、2年生から本格的な専門科目に入ります。私の担当する「経営戦略論」は、長期的な競争優位という概念をもとに、企業や組織のトップである経営者の意思決定プロセスを学ぶ科目です。対外経済貿易大学の英語の授業も、「経営戦略論」を具体的事例を通じて解説するものです。家電製品や自動車など、第2次世界大戦後の日本経済の牽引役となってきた産業の中で、なぜ次々とユニークな製品が生まれてきたのか、また21世紀に入ると、これらの産業で元気がなくなっている理由はなぜか、ということを多くの事例に基づいて英語で解説しました。私自身が元々高度成長経済時代のオーディオ少年で、乗り物マニアであり、成熟化社会の中で家電メーカーの商品企画や事業計画の担当者を務めてきました。実際に自分の目で見てきたことを語る、というのは面白い経験ですし、少しは実感を持って学生に伝えることができたかな?と思います。

<研究の仕事>

次に研究分野の仕事ですが、私の場合10年ほど前からサービス業の経営管理に興味を持っており、研究を進めています。本学経営学部の卒業生の場合、流通サービス業に就職する人の割合が多い、というのが研究を始めたきっかけです。このような研究の成果は、学会で発表したり、論文にまとめるわけですが、大学は定期的に「紀要」という出版物を刊行していますので、そこに掲載することが多いわけです。「紀要」掲載の論文は、インターネット経由で皆さんに読んでいただくこともできます。たとえば、以下のようなものです。
http://hdl.handle.net/11150/7633

 また、研究成果を本にまとめることもあります。実は今年6月、同友館から『サービス経営学入門』という本を出版しました。昔の大学院生時代の指導教官を中心に、門下生仲間で分担してまとめた本です。上に書いた「基礎経営学」のように、私たちが教室で教えるような経営学は、20世紀に入って大量生産の進んだ製造業の大企業を対象として研究が進められてきました。たまたま1部上場の家電メーカーに勤めていた私のような場合は「分かる、分かる。よーく分かる。」と感じる部分が多いのですが、サービス業にそのまま適用しにくい面があり、別の論議の枠組みが必要です。そこで門下生一同でサービス業に即して、手分けしてまとめたのがこの本です。ご興味のある方は、ぜひ一度お読みください。


<校務の仕事>

3つ目の校務の仕事ですが、今年3月末まで国際交流委員を務めており、本学のグローバル化のお手伝いをしておりました。上記の対外経済貿易大学での英語の授業も、その一環で決まったものですが、自分が海外に出かけるだけではなく、中国や韓国にある本学の協定校・友好校から本学に短期留学してくる学生の皆さんと、私のところのゼミ生との交流を通じて、企業の国際経営について少しずつ考えてもらう試みを続けています。今年2月には、Japan Study Programの様子をこのブログでご紹介しました。
http://tkubiz.blogspot.jp/2017/02/japan-study-program.html

 実は、今年7月中旬にも同様のJapan Study Programが行われ、中国や韓国にある本学の協定校・友好校から19人の短期留学生が来学しました。時間が限られていたのですが、国際経営論担当の山本晋先生にもお手伝いいただいて、私のところのゼミ生と一緒に、コンビニエンスストアや外食産業などを例に、日本や中国・韓国に展開しているチェーン店のビジネスの仕組みの違いについて考え、発表してもらいました。以下の写真は、その発表の様子です。

<北京で感じたことを>

今回、13年ぶりの北京滞在でした。前回は北京オリンピックの前で、あちこちで大規模な工事中でしたが、今回はずいぶんきれいな町並みになったと感じました。また、大きな変化は、政府がエネルギー消費を抑え、環境破壊を減らすために、EV(電機自動車)の普及を促進していることでした。電池とモーターで動くさまざまな乗り物が走っていて、電動バイク、電気三輪車、小型の電気自動車(四輪車)など目を見張るものがありました。電動バイクや電気三輪車などはナンバープレートもなく、多分無免許で?運転しているようで、日本人の感覚からは無茶苦茶と思えるような走り方をしています。歩道の上にも平気で入り込んできますし、エンジンがないため、本当に静かに近寄ってきて、ヒヤリとさせられます。以下の写真が、歩道上に駐車して充電中の電気三輪車です。



 日本人からは「この変な乗り物は、いったい何なのだ?」と首を傾げたくなりますが、これだけ広く普及しているのを見ると、別の考えも浮かんできます。経営戦略論、とりわけ製品開発の分野では、従来とはまったく異なる方式で登場し、いつのまにか従来のビジネスを根底から覆すようなイノベーションを「破壊的イノベーション」と呼んでいます。C.クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』によると、このような「破壊的イノベーション」は、最初きわめて下位の稚拙とも思えるニーズを満たし、それに成功すると、上位のニーズを満たすために急速に改良が進み、市場を席巻することになります。  「Product Development in The Japanese Firms」という授業を進めながら、このようなEV(電気自動車)を見ていると、もしかするとこれが「破壊的イノベーション」になるのかも知れない、という思いを強く感じました。

【学問のミカタ】Link
経済学部-科学における理論・モデル・エビデンス-経済学の「理論」とは
コミュニケーション学部-異文化でのフィールドワーク 
現代法学部ー法学と「時代の遠近感」ー 
総合教育センター-We did it !



(文責:経営学部 柴田 高)

2017年7月17日月曜日

将来のスゴい小売店の形を考えると・・・

2017.07.17

東京経済大学経営学部の本藤です。
僕たちの生活は、日進月歩の情報技術と一緒に進化しています。
電磁調理器を使ったコンロを使って朝食を作るかもしれませんし、電車やバスで通学している人はSuicaやPASMOでピピッとタッチして乗車したり、改札を通過する人が多いですよね。途中のコンビニではnanacoで決済したり、進んでいる高校では出席も学生証がIDカードになっていて、自動的に出席処理が行われているところもあるかもしれません。

最近、注目を集めているのがAI(人工知能)です。
これまでの情報技術は、ありとあらゆる人に対して共通したサービスを画一的に効率的に処理をしていくような活用が一般的でしたが、このAIでは個々の人に対して、それぞれの行動パターンに応じて提案していこうとするものです。
このAIが本格的に私たちの生活に浸透していくと、日常的な仕事(業務)も半分以上がコンピュータに取って代わられることになるとも言われています。

そんな進化し続ける情報技術ですが、これを前提として様々な未来型小売店舗が考えられてきています。


これは、昨年末に公開された「amazon go」のイメージ動画ですが、精算処理は自動的にamazonに登録しているクレジットカードに請求されるため、レジがありません。




このような店舗が増えてくると、いまパート不足に喘いでいる小売業の人手不足は解消されるかもしれませんが、主婦の就業機会が激減する可能性もあり、勤労者でもあり消費者でもある生活者にとって朗報と言えるのかどうか・・・

ただ、混んでいるスーパーなどでのレジ行列というストレスから解放されますね。
おそらく視覚障がい者には音声アシストは比較的容易にできそうですし、探している商品の売場が分からない時もスマホでサポートできそうですし、商品の説明もスマホを通してできそうな気がします。

気になるのは、全てのコミュニケーションがスマホを通じて行われていて、Face to Faceのコミュニケーションが消滅してしまっていることです。
日本は社会構造として単身世帯が最も多くなっていますが、高齢者も例にもれず単身世帯が増えています。この人たちのコミュニケーションの機会のほとんどが店頭で行われる日常会話という現状を考えると「人と話をする」という行為が、どんどん縁遠くなっていく危険性も感じます。

そこでアジア版のamazon goとも言われているファミリーマートとLINEでイメージした未来型コンビニエンスストアが、以下の動画で表現されています。これは先月公開されたばかりの動画ですが、AIが大活躍していて、個々の顧客の購買履歴などから判断して、それぞれの顧客にフィットした推奨や情報提供が行われています。



この動画では、朝起きてから出勤するまでのビジネスマンの生活イメージを描いています。
店員と顧客だけではなく、コンピュータシステムとのコミュニケーションもイメージされていて、amazon goと比較しても店内に活気と笑顔があることを意識したイメージ動画になっています。

現在、多くの企業がこのような小売業の進化の形を構想していますが、どのような未来型小売店舗のモデルが正解なのか予断できません。amazon goは既に実現させつつありますが、これも3月に公開予定だったのが延期されていて、いつ実現するのかどうかも分からなくなってきています。
最終的には生活者の多くが快適だと感じる形に向かって試行錯誤が続けられていくことになります。
最近は、共働き世帯が増えてきて、日常生活の必需品を買う際に「時短」という言葉が広がっているように、簡単であれば簡単であるほど好ましいという考え方もあるのですが、人と人との接点が省かれていくのは少し寂しいような気がします。小売業の将来の形をイメージする力も、学生時代に何を考えて過ごしてきたかによって大きく差が出てきますね。

文責:本藤貴康(流通論、流通マーケティング入門、地域インターンシップ担当)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/






2017年7月3日月曜日

カリブ海世界を知るための70章

流通マーケティング学科の丸谷です。18回目の執筆です。私はグローバル・マーケティング論(簡単にいうと海外でどのようにマーケティングを行っていくのか)を専門分野にしているので、海外の経済やビジネスについて取材して記事を書いてくれという依頼がたまにあります。

今回は一般の皆さんに、なかなかなじみの薄い地域に関して依頼された仕事がかなり充実した一般向けの書籍『カリブ海世界を知るための70章』として明石書店より出版されたので、紹介していきます。

皆さんカリブ海世界と聞いて何を思い浮かべられるでしょうか?
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップさんが演じるジャック・スパロウなどの海賊が支配する世界といったイメージでしょうか?近年増加する巨大船によるクルーズでしょうか?私も最初カリブ海世界を訪れた際には、南国の島々をイメージしていました。

しかし、原稿依頼を受けてよくよく調べてみると、この地域はコロンブス到着以降スペイン、英国、フランス、オランダ、米国といった欧米列強による勢力争いの中で非常に複雑な歴史をたどった結果、これらの諸国の影響を色濃く受けた多様性を帯びる地域となったのです。ジャック・スパロウ自体は架空の人物ですが、彼にもモデルがいるといわれ、彼らが引き起こす物語の多くはこの地域の歴史に依拠した内容なのです。

なお、17回執筆の上海ディズニーランド現地取材報告でも一部紹介させていただきましたが、この時期のカリブ海世界は冒険の舞台として魅力的であり、上海ディズニーで最新の技術で表現された「カリブの海賊」の世界観(「パイレーツ・オブ・カリビアン:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」(Pirates of the Caribbean Battle for the Sunken Treasure))は素晴らしかったです。


今回依頼されたのはカリブ海諸国のビジネスに関して5章分くらいといった依頼でした(最終的には6章分となりました)。今回の書籍を出版した明石書店は、世界の様々な地域に関する書籍を出版している出版社です。

特に『・・・を知るための』という名称で出版されているエリアスタディーというシリーズは、地域の図書館などにも所蔵されている定番シリーズとなっております。今回の本でなんと157冊目です。私はこれまでにも2011年に『現代メキシコを知るための60章』、2013年に『ドミニカ共和国を知るための60章』といった2冊に参加させていただきました。

当初はメキシコなど有名な諸国を扱ったシリーズでしたが、ネットを通じた情報発信が充実していく中で、最近はマニアックな諸国に関する信頼性が高い情報を求めるニーズが高まったようで、それにこたえる形でかなりドミニカ共和国といったマニアックな国や今回のカリブ海世界といったように、より細かい地域を扱った内容が増えてきています。

私も2013年『ドミニカ共和国を知るための60章』の原稿依頼を受けた際に、「ドミニカ共和国で60章?」という印象でしたが、今回は1か国では書籍化が難しい地域で70章というように、さらにマニアックな依頼になっています。

原稿テーマを考える事前取材では、まずは図書館等で日本文と英文を中心に書籍やデータベースを当たり、ある程度テーマを絞った段階で、JICA(国際協力機構)によって海外派遣されている支援を行う皆様や様々なNGO、個別に情報発信を行っている旅行社の皆様など、ネット情報を確認しました。ネットを通じた情報発信の充実ぶりには、改めて驚きました(後述の61章ではブログ執筆者に連絡を取らせていただき、写真を提供いただきました)。

なお、私は多くの情報を発信されているJICA派遣者する研修に10年弱携わらせて頂きました。私が研修を担当する中南米地域においても、かつてはメキシコ、ブラジル、パラグアイなど中南米の主要国への赴任国研修の依頼が多かったのですが、従来の支援先の多くは新興国として発展し、支援の必要性が相対的に下がったようです。現在では今回書籍で取り上げたカリブ海の小国への派遣される皆様への研修依頼が増え、一般の方にとっては、クイズでしか聞かない小国であるハイチ、セントクリスファーネヴィス、セントルシアなどに変化してきているようです。今回の依頼に関しても、上記の研修の際に取材した内容がかなり役立っています。

今回依頼された書籍がとりあげた、カリブ海諸国には16か国の独立国があり(下の地図に番号がついています、なお下記の地図は『カリブ海世界を知るための70章』17頁の地図を加工したものです)、独立国以外にも英領、米領、フランス海外県、オランダ海外県と自治領、米国の自由連合州など多様な統治形態の場所があります。
   
   
私が今回担当した章は、以下の6章となりました。

57章 カリブ海諸島のラム酒 旧宗主国の伝統を受け継ぐ地場製品
58章 海島綿(シーアイランドコットン) カリブが世界に誇る最高級コットン
59章 カリブ海域のバナナ産業 グローバル化に翻弄される熱帯の特産物
60章 カリブ海域の会員制ホールセールクラブ 存在感を保つプライススマート社
61章 知られざる地下資源保有諸国 ボーキサイト・ニッケルから石油まで
63章 世界を動かすタックスヘイブン その歴史と実態 

どの章も執筆している自身にとっても非常に興味深く、改めてカリブ海世界の多様性にふれる有意義な時間だったのですが、特にインタビュー取材から得た専門家の皆さんからの知見や情報は有益でした。

特に57章執筆で取材させて頂いた日本ラム協会と第58章執筆で取材させていただいた西印度諸島海島綿協会でのインタビューは興味深く話に引き込まれていきました。日本ラム協会では、かつて植民地にしていた旧宗主国や現在も統治を続けている英仏蘭などの影響が強いことなどを伺い、西印度諸島海島綿協会では、英国エリザベス一世も愛用した海島綿という最高級コットンを普及させる多様な試みを伺いました。

カリブ海世界は、なかなかなじみの薄い地域だとは思いますが、多様性を有するカリブ海世界にふれる今回出版した拙著がその1つのきっかけとなれば幸いです。


文責:丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授)