2017年12月17日日曜日

ゼミする東経大の集大成-経営学部ゼミ研究報告会

皆さんこんにちは、経営学部教員の柴田高です。
今回は12月9日に開催された経営学部ゼミ研究報告会についてご紹介しましょう。
今年の経営学部ゼミ研究報告会は、12月9日(土)午後、本学国分寺キャンパスの1号館の6つの教室を会場として50以上の発表が行われました。柴田ゼミの学生も3つのグループに分かれて、本年度のゼミ活動を通じで調査・研究してきた成果の発表を行いました。いわば「ゼミする東経大」の集大成のようなものです。



東京経済大学の制度では、経営学部と経済学部は「相互乗り入れ」していて、経営学部の学生が経済学部の教員のゼミを履修したり、経済学部の学生が経営学部の教員のゼミを履修することもできます。また、両学部の学生は、全学共通教育センターのゼミを履修することもできますし、さらに時間帯が重ならなければ、経済・経営の専門科目の担当の教員のゼミと全学共通教育センターの教員のゼミの両方を履修することも可能です。12月9日には、経済学部や全学共通教育センターのゼミも研究報告会を同時開催して、多様な分野の発表をいろいろ聞いて回ることも可能としていました。昨年までは、私のゼミにも全学共通教育センターの先生のゼミと両方履修している学生も在籍していましたので、そのような場合はゼミ研究報告会で「自分の出番」が2回あることになります。
経済学部のゼミ研究報告会の様子はこちら
全学共通教育センターのゼミ研究報告会の様子はこちらを参照してください。

振り返ってみると、複数のゼミで開催した研究報告会は、2001年に加藤みどり先生のゼミと柴田ゼミで行った合同発表会がきっかけになっていると思います。その時は、ほんのささやかな試みでしたが、2003年には、経営学科の加藤先生や私のゼミだけでなく、流通マーケティング学科の木村立夫先生(現・名誉教授)、岸志津江先生、田島博和先生のゼミも一緒になって開催し、旧5号館の3つの教室を会場として、来場者が会場の間を往来して、さまざまな発表を聞いて回れるという、現在の研究報告会の原型ができあがりました。

現在では、4つの学部と全学共通教育センターのすべてでゼミ研究報告会が行われており、ゼミ生にとっても報告会で大勢の聴衆の前で発表することが、一つの到達目標になっているようです。私たちが2002年度から経営学部の中で始めた授業公開の試みとともに、「社会に開かれた大学」として、「学生が大学でどのような学びを実践しているか」を世の中に広く伝える機会になっていることと思います。そのため、来場者を見ていると、ゼミ生だけでなく、ゼミ生OB・OGに加え、ご父母など保護者の方、受験希望の高校生やそのご父母の方、高校の進路指導の先生方など多岐にわたっているようです。

私たちの世代の人間から見ると、大学のゼミ活動こそが、「学生生活の華」であるというのが常識だったかと思います。ゼミ活動は、少人数で行われ、教員と学生がきわめて近い関係であり、むしろ学生が中心となって主体的に活動することが期待されており、教員はその助言役、道案内役を務めるにすぎないと思っているわけです。だからこそゼミは学生がもっとも成長する場であり、ゼミでの活動を通してプレゼンテーション能力やリーダーシップが培われます。就職活動では、入社希望の学生に対して人事部の担当者が必ず「ゼミではどのような活動をしてきましたか?」と聞くものですが、その答えを聞いて「この学生は主体性があるかな?プレゼンテーション能力があるかな?、リーダーシップがあるな?」という点を判断しているはずです。また、経営学部ゼミ研究報告会では、写真をご覧になれば分かる通り、ほんのささやかな試みであった時代からずっと、壇上で発表する学生の皆さんにスーツの着用を義務付けています。「人前で自分たちの成果を発表する」というフォーマルな場であれば、それにふさわしい、きちんとした格好で発表を行ってほしい、という思いからです。最近では入学式の段階からスーツ姿の新入生が非常に多く、またスーツは3年生の終わり頃から始まる就職活動の必需品でもありますので、この際ぜひ着慣れておいてほしいと思っています。「ゼミとは大人になる場である。」わけです。その点、ぜひご理解ください。

(文責:経営学部教員 柴田高)

2017年12月11日月曜日

小売店に入ったら、何を目指しますか?

2017.12.11

経営学部の本藤です。
寒くなってきましたね・・・( ;´Д`)
昨日(12月10日)に、配偶者と一緒にいつものスーパーマーケットに行ってきたのですが、いつも以上にお客さんが入っていて盛況でした。
小売業にとっての12月は、文字通りの「書き入れ時」です。購買データからも間違いなく12月が最も売上金額も来店客数もピークになります。
これはスーパーマーケットでもドラッグストアでも同様の傾向が見られます。


ドラッグストアのPOSデータを見てみると、年末に特に売れているものは、「飲酒とおつまみ」類が最上位にあり、年末年始のお餅や和惣菜といった「年末年始の御馳走」系がつづいて、それから使い捨て紙クリーナーなどの「大掃除」関連商品が売れます。
ドラッグストアで年末年始の惣菜が買われているんですから、スーパーマーケットとドラッグストアの競争は熾烈を極めるはずですね。

一般的に、食品カテゴリーが好調なドラッグストアは業績も安定しています。これは食品カテゴリーは来店頻度が多くなり、結果として店舗と顧客のタッチポイントが増えることが理由として挙げられます。とりあえず店舗に行けば、統計的には「予定外のもの」を75%も購入してしまうという購買行動研究について様々な報告が発表されています。したがって、なにはともあれ来店させることが戦略的に重要になっています。ですから、「大掃除用品を買いにドラッグストアに行ったけど、お惣菜もついでに買っちゃった」というパターンは、ドラッグストアが求める展開になります。


ただし、お店に入って、目的の「大掃除用品」を買いに、日用品売場に直行して、必要なものを買ったら、すぐにレジに直帰されてしまうと、店舗の目論見ははずれてしまいます。

そこで、店舗では、売場を戦略的にレイアウトしています。
最初は、エントランスから正面の突き当りに仕掛ける「第1マグネット」と呼ばれる売場です。これによってエントランスから、まずは突き当りまで来店客を誘導します。
そして、「第2マグネットと呼ばれる売場が、そこから横に曲がった突き当りに仕掛けます。ここまで引き入れられれば、来店客はエントランスから最も奥の売場まで誘導されたことになりますから、そこに行くまでに店内の売場全体で必要なものを想起しやすくなります。

先週、見学に行ったサンキュードラッグ中井店は、6年前くらいに行った時に、第1マグネットが「シャンプー」売場でした。そこから第2マグネットが「食品」だったのですが、大きく様変わりしていました。
何と第1マグネットに「ビール」売場を持ってきていました。これは、素人には思いつかないマグネットです。でも、このレイアウト変更によって、売上が明らかに伸びた(来店頻度前年比108%、買上点数前年比105%)という話を聞いて、やってみないと分からないことが多いとつくづく感じました。そもそも好調だった店舗で、更に上乗せできることがあるんですよね。

このエントランスの季節棚の突き当りが「ビール」!

ビジネス全般に言えることですが、このような最適解を模索していく上で、常識を超えた仮説構築が、革新的なアプローチを発掘することがあります。この仮説構築のためにデータは検証ツールとして重要な役割を果たしています。


文責:本藤貴康(流通論、流通マーケティング入門、地域インターンシップ担当)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/





2017年12月4日月曜日

丸山珈琲本店に追加取材


流通マーケティング学科の丸谷です。21回目の執筆です。私はグローバル・マーケティング論(簡単にいうと海外でどのようにマーケティングを行っていくのか)を専門分野にしているのですが、海外取材を行ううちに、海外で生産した商品を日本へ輸入し提供する企業に関しても研究するようになりました。


コーヒーもそうした商品の1つです。18回目のブログで紹介した2013年に明石書店から出版された『ドミニカ共和国を知るための60章』を執筆する際の取材では、ドミニカ共和国におけるフェアトレードコーヒーに関して、輸入を行うアタベイコーヒー(http://www.atabey.jp/)に全面協力を頂き、生産の現場を取材する機会も得て、以降コーヒーに関しては機会を見て取材を続けています。

                    ドミニカ共和国アタベイコーヒー取材時の写真

2016年に同文舘出版より出版された『小売&サービス業のフォーマットデザイン』において「カフェ業界」について執筆する機会を得て、スターバックスコーヒー、ブルーボトルコーヒーという新旧黒船2社と、日本における新興勢力である丸山珈琲について取材して以降、カフェ業界も継続的に研究する分野の1つとなりました。


前置きが少し長くなりましたが、今回は軽井沢の丸山珈琲本店の追加取材を行ったので、そのことについて書きたいと思います。

丸山珈琲の創業者丸山健太郎氏は、1991年に自家焙煎を始めるとストイックに「コーヒー道」に邁進していった 。おいしいコーヒーは「豆の選択、焙煎、抽出、提供」の4段階を経て提供されるが、当初焙煎のみを一途に突き詰めていたのです。
20014月にそんな丸山氏に転機が訪れます。彼はブラジルのスペシャリティコーヒー協会が主催するパーティーに参加し、そこで焙煎を究めるだけではなく、豆の選択の重要性に気が付きます。このパーティーにおいて豆の選択を突き詰めるには、コンテナ買いできる販売規模を確保する必要があることを認識しました。そして、パーティー後の帰国前にスターバックスの源流となったピーツコーヒーをマイスター・ロースターのジム・レイノルズ氏の案内で訪問した。日本からは時代が早すぎて撤退したビーツコーヒーは、カリフォルニア州バークレーで規模と質の両立を果たしており、規模の必要性への認識が確信に代わり、飛行機の中で事業計画書を書き始めたそうである。

帰国後上質のスペシャリティコーヒー を販売するために、100グラム500円で販売し少量を大切に飲んでもらうモデルから、500グラム1500円で日常的に飲んでもらうモデルへと戦略を転換した そのために、スペシャリティコーヒーの魅力を普及していくために振る舞い、全国でミニコーヒーセミナーを開催し、このセミナーは現在丸山珈琲の一事業となり、2011年には東京セミナールームとなっている。
              コーヒーの品質による分類
                  
2002年にはブラジルのカップ・オブ・エクセレンス(以下COE)「アグア・リンパ」を当時の史上最高価格で落札し、その後も世界のCOE豆の落札を続けていった。丸山は2002年のブラジルCOEの当時最高価格での入札を契機に日本におけるCOE伝道者となり、各国のCOE豆の買い付けを行いつつ、スペシャリティコーヒーの普及を進めている。丸山自身は年間150日スペシャリティコーヒーの産地を飛び回り現地情報を収集し、丸山珈琲倶楽部という独自のコミュニティの構築や東京セミナーハウス設置などにより、情報発信を行っている。ACEの理事や一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会の副会長兼広報委員会委員長としても普及活動に従事している
また、同社はおいしいコーヒーの条件である抽出、提供においてもレベルを向上させるために、国際的に通用する人材の獲得や育成にも注力しており、2014年には小諸店の井崎英典バリスタがアジア人初バリスタ世界チャンピオンとなった  。丸山珈琲は日本の喫茶店文化を批判的に検討し、COEに代表される究極の「豆の選択」 、日本の喫茶店文化を継承した高水準の「焙煎」によってスペシャリティコーヒーの伝道師となりつつある
今回軽井沢での丸山珈琲本店を訪れる機会を得た。私はこれまで関東を中心に取材で10店舗のうち半数の5店舗を訪れてきた。しかし、趣のあるクラシックな本店を訪れて、洗練された西麻布、尾山台、鎌倉などのお店とは異なる軽井沢ならではの落ち着いた空間、コーヒー豆とともに重要な原料である水の素晴らしさと、器へのこだわりも感じられた。

               趣あるクラシックな本店
丸山珈琲のブレンド・クラシック1991とチョコレートケーキ

開店当初から出されているチョコレートケーキや本店限定の開店当初のブレンドを再現したブレンド・クラシックは、西麻布店で出される碑文谷のケーキ店ジュン・ウジタや蘆花公園のケーキ店Relationのケーキや日々変わるスペシャリティコーヒーの数々と比べると、今味わうと個人的には好みではないが、同社の変化を実感しイメージできる有意義な取材となった。

         西麻布店にて(COEコーヒーとジュン・ウジタのケーキ)

本店は軽井沢らしい緑に囲まれた空間であり、軽井沢気分を満喫するといった意味でも軽井沢に行かれる際には、訪れてみてはいかがだろうか?
 (文責:丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授)




2017年11月27日月曜日

山本聡ゼミ、東村山市と東大和市で地域活性化イベント開催!!&知財活用アイディア大会ブラッシュアップ会

山本聡です(中小企業経営論 担当)。この時期はどこもかしこも繁忙期。大学教員も例外ではありません。入試などの学内業務だけでなく、学会や省庁の委員会など、とにかくいろいろなことに忙殺されます。先週1週間は国際学会参加・報告のため、デンマークに行ってきました。時間を見つけて、有名な人魚姫の像や美しい街並みも見物してきました。

さて、学生の研究活動も佳境に入っています。山本聡ゼミでは11月半ば以降、東村山市と東大和市で地域活性化に関するイベントを二件、開催しました。その様子を紹介します。

1.東村山市イベント:日本酒を使った化粧水作り体験 In 大善院

 11月19日には東村山市の寺社で下記のような地域活性化イベントを開催しました。山本は残念ながら参加できなかったのですが、定員オーバーの大盛況だったとのことです。東村山市の市議会議員の方々にもご参加頂きました。ゼミ生はよく頑張りました。

イベント内容

当日の様子①

当日の様子②

2.東大和市イベント:村山の食文化の展示会@ふれあい広場

 11月23日には玉川上水前の東大和市のふれあい広場にて、村山地域の食文化に関する展示会を開催しました。11月28日には食文化の調理体験も行います。引き続き、頑張ってください。

当日の様子


3.知財活用アイディア大会 第二回ブラッシュアップ会

 11月13日には知財活用アイディア大会 第二回ブラッシュアップ会に参加しました。ゼミ生はそろそろアイディアが固まってきたようです。この調子です。1月まで頑張りましょう。
当日の様子


2017年度後期もあとわずか。気合を入れて、頑張りましょう!!

4.おまけ:デンマークの街並み




文責:山本聡

2017年11月12日日曜日

【学問のミカタ】「考・学問のすゝめ」(小木ゼミ通信 番外編)


 マーケティング論、ソーシャルマーケティング論、消費者問題などを担当しています、経営学部の小木紀親です。

 23回目(vol.23)の投稿となりますが、はじめて【学問のミカタ】を書かせていただきます。


 今回は、文字通り学問について述べたいと思います。

 以前、本ブログで吉田靖先生が「学問のすゝめ」について書かれていたのですが、それは唸るほどの深いものでした。私も、吉田先生に倣って、「考・学問のすゝめ」において、あれやこれや述べてみたいと思います。


 周知のように、『学問のすゝめ』は、『文明論之概略』、『福翁自伝』などとともに、福澤諭吉先生が著した有名な書です。もちろん、福澤先生においては、慶応義塾大学の創立者であること、一万円札の肖像になっていることなどでも有名です。ちなみに、福澤先生と呼ぶのは、慶應義塾においては「先生」は福澤先生一人であることに由来しています。たとえば、私自身も、慶應義塾で兼任講師として講義をしていますが、私が休講した場合の掲示は、今でも「小木君 マーケティング論 休講」となります。それだけ、塾では福澤諭吉なる人物は、偉大な人物として崇拝されています。


 翻って、福翁(福澤諭吉)は『学問のすゝめ』において「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という有名な言葉を残していますが、その真意は「次なるくだり」をしっかりと見ておく必要があります。次なるくだりとは、「人は生まれながらにして貴賤・貧富の差なし。ただ学問を勤めて物事を良く知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。」です。これは、仕事や身分に差があることは、生まれつきではなく、学んだか、学ばなかったかにあると、言っているのです。簡単にいってしまえば、ちゃんと勉強しないとダメだよ、ということです。

 戊辰戦争時、上野の山で激しく砲撃がなっていても、三田の山で血気にはやる学生に対して「いまは学問に打ち込み、力を蓄えることが肝要である」と、福翁が諫めたのはあまりにも有名な話です。それだけ、福翁が学生時分の学問の大切さを真剣に考えていたという証左でもあります。


福澤諭吉生誕の地碑(大阪・中之島)
実は、福澤諭吉は大阪の中津藩屋敷で生まれています。


生誕の地碑の脇にあります(大阪出張で撮影)。


 そうはいっても、今日では生まれた家庭で収入差もあり、そもそもスタートラインが違うじゃないかという輩もいますが、福翁のこのくだりは明治時代に述べられたものであり、明治時代は今日よりもさらに差別や格差が大きくあったはずだと考えられます。


 現在、「学ぶべきはずの学生」にとって大事なことは、高校や大学において問題意識をしっかりもち、がむしゃらに学問に勤めることであると考えます。各々が成長していくためには、そうした重要性を、学生となろうとしている(学生となった)皆さんがどのようにとらえていくか、すべてはその一点にかかっていると言えましょう。


 とはいえ、私自身は、単なる「お勉強」をしなさいというつもりは毛頭ありません。「学問」を拡大解釈して、高校時代、大学時代に何かに燃えるものがあって、それにがむしゃらに邁進できれば、それはそれで良いかとも思っています。

 授業でも、ゼミ活動でも、語学や資格取得でも、課外活動でも、必ずやった分だけ自身の成長に跳ね返ってくるはずです。ぜひ、(拡大した)学問を究めようとする「姿勢」を大切にして、がむしゃらにことを終えたときの爽快感を体感できるように頑張ってほしいものです。


 そんながむしゃら感を受けとめる器(うつわ)は、我が東京経済大学には必ずあると思うので、気概のある学生は「国分寺の山」に集ってほしいと願っております。


 閑話休題。


 実は、私、福澤翁の言葉では、「愈究愈遠(いよいよきわめて、いよいよとおし)」や「自我作古(われよりいにしえをなす)」が好きです。

 とりわけ、自我作古(じがさっこ)の真意は、自らが開拓者となり、後世に影響を与え続けるものというのではなく、後を継ぐ者が自分を乗り越え、自らが過去になることを受け入れる勇気ある言葉と解釈できます。

 すでに、小木ゼミからは、2人の研究者(大学教員)が出て、私を追い抜いた形になっています(まあ、まだまだ負けていませんが)。その2人に限らず、ゼミ生全員が私を踏み台にしてどんどん越えていってもらえることこそが、私にとって何よりもたまらなく嬉しいです。


 本学の新入生や、本学を目指す高校生には、上記を全部ひっくるめた「心意気」で、ぜひ何かに(学問に)がむしゃらに向かう姿勢で、頑張ってほしいと願ってやみません。



            小木紀親(経営学部 教授)





【学問のミカタ】Link



2017年11月6日月曜日

石垣の海と、藤沢の豚


お久しぶりです。石黒です。
今回は、予告していたゼミ合宿と、昨日行ってきたBBQの2本立てです。


まずは、石垣ゼミ合宿。
ただし・・・・、台風直撃!!!
外で沖縄を楽しめたのは、実質1日だけ・・・・。
ということで、船をチャーターして行ったシュノーケリングツアーについての話をしようと思います。
また、沖縄の美しい空と海のおかげで2割増しでカッコいい男子学生たちをお楽しみください!

今回のツアーは、午前が釣り/午後がシュノーケリングと分かれています。
まずは早朝、港から乗船して出発!
早速テンションの上がる一行。





しかし、釣りは完敗でした・・・
台風の影響からか、餌も食べてもらえない状況・・・。
それでも青い空と海で盛り上がれるのが石黒ゼミです。




午後のシュノーケリングは、最高の一言に尽きます。
どこを見ても魚の群れ、群れ、群れ!!
ブルー、イエロー、グリーン、シルバーに輝く魚たちが目の前に。
手を伸ばせば捕まえられそうな距離まで魚が近づいてきます!
沖縄で何度かシュノーケリングをしていますが、間違いなく今回がベストでした。







かなり疲れました。
港に着いた頃にはヘロヘロです。
先輩の後ろで爆睡する後輩と、テンションがおかしくなってしまった後輩(笑)







今回の合宿は、やり残したことがいっぱいです。
世界遺産の川平湾にも行けませんでしたし、猫島も堪能しきれていません。
※石垣島に猫島と呼ばれる埋め立て地や、船で渡れる竹富島もたくさんの猫で有名です。
(下:ニャンコにメロメロのゼミ生、左:ニャンコをお持ち帰りしようとしている教員)
来年に再訪しても良いかもしれませんね。
















ということで、次はBBQの話です。
神奈川県藤沢市で毎月開催されている「みやじ豚BBQパーティー」に行ってきました。
みやじ豚は、研究調査でお世話になっている方が立ち上げた独自ブランド豚です。ケース・メソッドの僕の講義で扱っている、「農業の6次産業化」に成功している農家さんです。
今回は、共同で研究している先生と一緒に訪問しました。
場所は小田急江ノ島線「湘南台駅」からバスで10分ほど。

会場はこんな感じで、ぶどう園の中です。


家族で来ているお客さんでいっぱいです。
完全に浮いている私たち・・・。


豚肉、野菜、飲み物(ビール含む)が食べ飲み放題!
早速、焼きます。
美味しそうです・・・

豚肉と侮ることなかれ。
信じられないぐらい美味しいのがみやじ豚!!
「豚肉ってこんなに美味しいものだったかな?」と首を傾げたくなるレベルです。
がっつり飲んで、がっつり食べました!?
豚肉は7キロほど用意してありましたが、同じグループになったお客さん(10名ほど)とペロリと完食です。


どうでしょう、ゼミ生の皆さん?一度みんなで行ってみませんか?
ご連絡待っています。
興味のある方も是非!「みやじ豚BBQ」で検索してみてください。


以上、明日に健康診断が迫っているのに暴飲暴食してしまった石黒がお送りいたしました。




















2017年10月29日日曜日

英語でプレゼンする経営学-外国書講読

 皆さんこんにちは、経営学部教員の柴田です。
 今回は、私が本年度担当している科目「外国書講読」の授業についてご紹介したいと思います。この「外国書講読」という科目は、特定の担当教員に固定されているわけではなく、年度により担当教員が変更になり、内容もさまざまです。従来は、教員の得意分野の英語で書かれた専門書を用意し、学生が分担する部分を決めて日本語に訳し、順番に内容を発表するという輪講形式の授業を行うことが多かったと思います。私も十数年前に担当した時は、そのような形式で進めました。今回、久しぶりに担当者に指名された際に、教務主任より「英語で学ぶ経営学、という内容で」という指示があり、「それならば、英語で教員が教える経営学、英語を学生が使う経営学、という内容にしましょう。」と提案させていただきました。その結果、ただ単に教員が教壇で英語をしゃべり、それを学生が席で聞いているだけ、という授業ではなく、教員が英語で説明した後に、学生がそれに従って考えてきた内容を英語でプレゼンテーションする形式の授業を行うことになりました。

 経営学は、現実の企業の活動を分析する学問であり、その分析のためによく使われるツールがいくつかあります。たとえば、企業の置かれている状況をできるだけ冷静・多面的に分析するSWOT分析という手法があります。企業が内部に持つ強みと弱み、企業を取り巻く外部環境の中の事業機会と脅威をできるだけ多く列挙して、状況を把握し、今後の戦略を考える出発点とするものです。授業の中では、マクドナルドや吉野家を例にSWOT分析の結果を示し、学生の皆さんにはスターバックスの分析結果を発表してもらいました。

 前回、私が9月にこのBlogを担当した時には、タイ・バンコクでの海外ゼミ研修の様子をご紹介しました。
その際に、タイで活躍される日本人ビジネスマンの皆さんからお話をうかがいましたが、皆さん口を揃えて、英語で自分の考えを伝えることが大事、とにかく自分から英語で話してみること、と強調されていました。ゼミ生の中には、その言葉に刺激されて?、この科目を追加履修することにした人もいます。人前でのプレゼンテーションで大事なことは、(日本語の場合も結局は同じなのですが)とにかく大きな声で堂々と、ゆっくりと、多少大げさなくらい抑揚をつけて、(原稿ばかりを見続けるのではなく)聞いている人たちの顔を見ながら話しをすることです。

 「英語を人前で話すなんて、とても、とても。」と感じられる方も多いかも知れませんが、初歩的な英語でのプレゼンテーションには、独特の「型」があります。この「型」をMicrosoft Wordのフォームにして、そこに自分の考えに沿った語句を入れていくと、だんだんそれらしい原稿ができあがります。英文そのものは、一部の専門用語を別とすれば、中学生でもわかりそうな単純明快なもので構いません。それをいくつか積み重ねていくことで、相手に考えを伝えます。そのため、日本語の段階で、英語に訳しやすそうな文章の組み合わせに「言いかえる」センスは必要で、これは「英語の能力」ではなく、「日本語の能力」と言うべきものです。複雑な文法を駆使するような言い回しは、聞き手にとっても分かりにくいもので、避けるべきなのです。後は、それをもとに度胸をつけて人前で話す経験を積むことが大事です。

 これから、事業の国際化・グローバル化はますます進んでいきます。日本国内だけで事業をしているつもりでも、世界各地に仕入先ができたり、海外からの顧客が取引を求めて来る機会は増加するはずです。取引先がアメリカやイギリスでなくても、やはり英語でコミュニケーションをとれることは、とても大事になります。皆さんも英語でのプレゼンテーションにチャレンジしてみませんか?

(文責:経営学部 柴田高)





2017年10月23日月曜日

共感するCM 心に響くCM

2017.10.23

経営学部の本藤です。
突然やってきましたねぇ~、冬が・・・。
さっそくウルトラライトダウンを携帯するようになりました(笑)

ところで、ボクの模擬授業とか出張講義を見たことのある人は、既にご存知のはずなのですが、CMで購買行動に結びつきやすいのは、視聴者の共感を得るコンテンツです。
「たしかになぁ~」とか「そうだよなぁ~」というテロップが、視聴者の頭の中を通り過ぎたら、CMの内容が頭に入ってきます。

健康番組とかでも、高血圧とか更年期障害とか言われても、高校生や大学生には、いまひとつピンとこないのではないでしょうか? でも、疲れ目とか肩こりになると思い当たる人はいるかもしれません。自分のことだと感じさせられるかどうかがポイントになります。

どうしてもメーカーは「うちの製品ってこんなに凄いんだぞ!」というコンテンツを盛り込みがちです。洗剤のCMで以前よく目にしていたのは「わが社の技術力・開発力で、こんな微細な汚れも漏らさず分解しちゃいます!」っていうようなメッセージでした。
このようなメッセージは、もしかしたら競合他社は「あの会社は凄い技術力だなぁ」と感心してくれるかもしれないのですが、消費者に対して、あまりにも専門的なことを伝えても、なかなか購買行動に至らないことが多いのです。

だから、単身世帯ターゲットであれば「一人暮らしあるある」だったり、高齢者ターゲットであれば「お年寄りあるある」だったり、高校生ターゲットであれば「試験勉強あるある」といった共感をもたらした方が、消費者に自分のコトとして認識されて、自分の生活シーンの中でその商品やブランドを具体的にイメージできて、購買行動につながりやすくなるのです。

実は、本藤が実施する高校生向けの模擬授業では、キャッチーなタイトルにするために有名女性タレントが起用されているCMを中心に紹介していますが、ここでは「共感」を呼ぶ本質的なコンテンツに焦点をあてたムービーを紹介します。2分半という長さですが、騙されたと思って見てみてください。見始めると、中高年の人であれば、惹き込まれて最後まで見てしまいます。高校生や大学生にとっては、どうなのか分かりませんが・・・(^^;)

このムービーは、クリニカkid's(ライオン)のプロモーション用のムービーです。




何か響いてきませんか?
これはCMとして流すには長すぎるのですが、この動画をサイト上で紹介して、これを視聴したママのクリニカキッズの購入が明らかに促されました。
ここで表現されているのは「相手の立場で考える」ことであったり、「発想の転換」だったりします。これって、そもそものCMのあり方を考えさせてくれます。自分の主張をしていても、相手の行動や意識を変えることはできません。相手の立場から物事を考えてみる大切さを教えてくれます。



文責:本藤貴康(流通論、流通マーケティング入門、地域インターンシップ担当)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/

2017年10月16日月曜日

『インバウンドビジネスの理論と実践』開始と図書館展示の紹介


流通マーケティング学科の丸谷です。20回目の執筆です。

皆さんインバウンドビジネスって聞いたことあるでしょうか?

インバウンドビジネスとは、外国の方に国内に来てもらう事業のことです。日本政府もここ数年非常に力をいれており、中国などから来られた観光客が銀座で爆買いする姿が取り上げられたりして、一時期ものすごく話題になりました。

私の担当するグローバル・マーケティング論(簡単にいうと海外でどのようにマーケティングを行っていくのか)の講義でも、履修者の方々からインバウンドや爆買いについても取り上げて欲しいという要望がここ数年増加しています(私の授業では基本的にはインバウンドとは反対の、日本企業が海外に向けて行うマーケティングであるアウトバウンドを中心に授業を行ってきました)。

懸案となっていたインバウンドに関して、ようやく2016622日に外部スピーカーとして、『爆買いを呼ぶおもてなし―中国人誘客への必須15の常識・非常識』を静岡新聞社から出版(後述の展示コーナーにも展示されています)された静岡産業大学の柯麗華先生に、爆買いについてお話して頂き、講義終了後も多くの質問がなされ、関心の高さが確認されました。私はこの好評を受けて2017年度の特別企画講義を企画し実施することになり、この9月より『インバウンドビジネスの理論と実践』という名称で1月まで15回の講義を行っています。



                                        『インバウンドビジネス理論と実践』講義風景

講義授業計画は以下の通りです。

前半で理論を学習した後、第9回からは多様な外部スピーカーをお招きして、インバウンドビジネスの実践についてお話頂く予定です。

なお、東京経済大学では教員が学生さんのニーズなどを踏まえて講義を特別に企画する制度があります。私も20164月にコミュニケーション学部の遠藤先生が企画された講義に講師として参加したことあります(詳細は私が20166月に執筆した経営学部ブログ「特別企画講義「オリンピックから現代をみる」の中でブラジル経済ビジネスに関して講義する。」(http://tkubiz.blogspot.jp/2016/06/blog-post.html)を参照)。
           理論部分の講義担当野口先生と展示内容を検討

この特別企画講義にあわせて、東京経済大学図書館にて展示も始まっています(本館ウォールCにて)。この分野の基本文献や講義担当者の書籍などを展示しております。

              展示内容2017年10月初旬現在

内容は随時更新されていく予定ですので、インバウンドビジネスにご関心のある方はぜひご覧ください。
 
文責  丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授)