2016年3月27日日曜日

小木、散歩始めたってよ!(小木ゼミ通信vol.13 ~散歩で探検、ゼミ選考結果、卒業イベントなどなど~)

 経営学部の小木です。
 
 数年前から、ホントに2・3月は体調がすぐれません。やはり大殺界か。。。。

 そこで、健康管理のために、ご近所を毎日散歩することにしました。テーマは、探検とリラックスです。

 そうすると、いろいろなものに出会えました。

 たとえば、これ!


 
全国のフェラーリ合計50台が集結する場に遭遇!


おうっ、レオナルド・フィオラヴァンティ氏降臨


どこまでもフェラーリ

 ぬわんと、イタリアの自動車デザイナーのレオナルド・フィオラヴァンティ氏の来日を機に、日本全国のフェラーリ・オーナーが集結!同氏による、コンテストが開催されていたというわけ。
 興味のある人にとっては垂涎の的。車に興味のない私でもフェラーリ50台に囲まれると、なんだか、わくわくしました。ちなみに、フィオラバンティ氏は、レクサスLFのデザインを手掛けていることでも有名ですが、どうやらトヨタは新しいレクサスデザインを模索しているのではないでしょうか。2・3年後が楽しみです。しかし、1日だけのイベントで、徒歩5分のところでこんなものに出会うとはびっくりです。

 次に、これ!

お見事!枝垂れ梅です。
ご近所さんに、こんな素晴らしい梅があるなんて感激です!癒されます!

 そして、これ!

朝日屋
あれ?これなんだ?ですよね。
 実は、「怒り新党!」の三大〇〇で紹介された「朝日屋」さんです。自宅から徒歩1分。ちょうど、お休みの日に写真を撮りましたが、テレビ放映後、連日長蛇の列です。「焼き太きしめん」絶品です(おかみさん、宣伝はこんなもんでいいですか?)。
 しかし、テレビの影響力は、本当にすごいですね。


 さてさて、長くなりました。以下、今回のラインナップです。

 1.こんなお菓子あったらいいなプロジェクトで社長プレゼン

 2.進一層課外部門優秀賞&進一層トライアル採択

 3.ゼミ選考の結果

 4.卒業式・卒業イベント



≪小木ゼミの近況報告≫


  1.「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」で社長プレゼン

2016年2月某日、鈴木栄光堂・イーグル製菓の鈴木伝社長へのプレゼンが東京経済大学で行われました。ほぼ1年かけての成果発表でした。7つの提案をしましたが、社長からは、お褒めの言葉をいただきました。ひょっとすると提案が、また商品化するかも。発表のゼミ生は良く頑張っていたと思う。お疲れ様でした。
 2016年度も、新たな2年生を迎えて頑張っていきたいと思いますが、東経大に入ってこのプロジェクトに参加したい高校生がいましたら、迷わず小木ゼミのドアをノックして下さい。




 2.進一層課外部門優秀賞/進一層トライアル採択


  小木ゼミが進一層課外部門優秀賞獲得!

進一層表彰課外部門で小木ゼミは優秀賞(学長賞)を獲得しました!これで6年連続の受賞となります。これまで通り、一生懸命ゼミをやってきたことが評価されたと考えます。2016年度も引き続き、頑張っていきたいと思います。

  進一層トライアル採択!

進一層トライアルも昨年に引き続き、小木ゼミがすすめる企業とのコラボの取り組み(お菓子商品開発プロジェクト、地域活性化プロジェクト、国際貢献プロジェクト)が採択されました!2016年度で殿堂入りとなり、助成金はこれで最後の年となります!まあ助成金のためにやるのではないので、再来年度以降も継続していきますよ。
 高校生の皆さん、「安心して下さい。コラボ続けますよ!」



 3.ゼミ選考の結果について

3月22日にゼミ選考が行われました。
 まずは、小木ゼミを希望してくれた、たくさんの方に感謝したいと思います。本当に、ありがとうございました。全員のご期待に沿うことはできなかったことだけがとても残念です。

 今年は、応募者が学内最多の63名+3名(留学組など)でした。大変激戦となり、本当に断腸の思いで決めさせていただきました。

 2016年度は、2・3年生(継続生含む)合わせて、36名+2名(留学組)の38名で小木ゼミをスタートさせることになりました。卒論ゼミ生(4年生)11名を合わせると、総勢49名の大所帯となります。東経大では一番多くの学生を抱えるゼミ集団と言えましょう。また、2016年度はゼミの限界に挑戦という感じでしょうか(果たして、この人数でゼミができるのか)。

 さて、選考ですが、3日間延べ12時間を越えるゼミ生との話し合いの末、最後は私が決断しました。今回ほど、時間がかかった選考は初めてでしたが、入ゼミ許可の皆さん、ぜひそのことを念頭に入れて、ゼミ活動頑張って下さい。

 幹部はじめ、3年生は特に大変になるかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
 私は、いつも周りにゼミ生がいてくれるだけで、本当に嬉しく思っています。



 4.卒業式・卒業イベント

小木ゼミでは、3月23日卒業式前に卒業イベントを行い、追い出し食事会は24日に行いました。

 23日卒業式前のゼミイベントでは、後輩ゼミ生から各卒業ゼミ生にプレゼントが贈られ、今年も12名の大切なゼミ生(通算17期生)が巣立っていきました。私も卒業生からプレゼントをいただきました。

 いつもながら、嬉しいけど、本当に寂しいです。。。。。
 17期の皆、卒業おめでとう!
 皆さんが活躍することを祈念しております。
 悩んだら、GO BACK TO SEMINAR やで!
 これからも、小木ゼミファミリーとしてよろしく。


2016.3.23 卒業式前のゼミイベント集合写真

今年は、卒業生からボールペンとアルバムをいただきました!
ボールペンは使わせていただき、
アルバムは大事に研究室に飾っておきます!


 卒業式が終われば、いよいよ新学期です。皆、頑張っていきまっしょい!

                                            小木 紀親



2016年3月23日水曜日

本を出しました!

こんにちは!
経営学部の吉田靖(経営財務論担当)です。
学生のみなさん、卒業、進級おめでとうございます!
学生のみなさんにとっては、卒業式や次の学年・学校あるいは就職の準備のシーズンですね。
我々教員にとってもいろいろな区切りとなる時期です。
大学教員の仕事にもいろいろありますが、研究もその一つです。そして、研究の成果は学会での発表や論文、著書などの形で世の中に出ます。学会は専門家の集まりで一般の方々の目に触れにくいかもしれませんが、著書は(大きめの)書店、ネットの書店、図書館などで見られることが多いでしょう。
この3月19日には写真の本を共著で出しました。
 
カタカナが多い題名ですが、「コモディティ」って何でしょうか?
英語ではcommodityです。
日本語では「商品」という言葉になりますが、世の中で売っているものは全て商品ですし、例えば、銀行預金なども金融商品ですから、意味が広すぎるので、敢えて「コモディティ」としています。では何かというと、具体的には、金(おカネではなく、ゴールドの方)、ガソリン、ゴムなどの工業製品、米などの農産物です。より一般的には、同じ品質のものをある程度多くのところで生産できるものです。
 
次は漢字ですが、「市場」って改めて考えてみるとなんでしょうか?この場合は「いちば」ではなく「しじょう」と読みます。
一般的には売る人と買う人が出会って取引をする場ですが、「コモディティ市場」とつながった場合は、前述のものを取引する場になり、さらにこの本では「東京商品取引所」などの取引所を指しています。
「東京商品取引所」ってお馴染みでない方もいるかもしれませんが、東京の人形町に建物があります。ウェブサイトは こちら (クリックして下さい)です。
 
そして「市場のマイクロストラクチャー」とつながりますが、これは市場を形成している取引のルールや取引のシステム、さらにはそれらの下で取引する人の行動や価格や取引の変動などを指しています。つまり、これらを分析している本ということですね。
 
ところで東京商品取引所に行っても、金や米の倉庫はありません。ガソリンを積んだタンクローリーが集まっているわけでもありません。青果市場や魚市場とちょっと違いますね。
 
そんな現物がないのになぜ取引ができるのでしょうか?
それは、「先物」といって、なにを、いつ、いくらで、どのくらいの量を、どこで取引するという契約そのものを取引しているから、できるのです。
 
ややこしいですか?でもこれは、江戸時代からある取引方法なんです。それも、江戸時代の日本人が世界で初めて考え出して、今では世界中に広まっている取引方法です。
その世界最古の先物取引所は大阪の堂島にあって米を取引していたのですが、今はその跡に下の写真の記念碑が建っています(夜に撮影したので見にくくて申し訳ありません)。
 
さて、市場って何のためにあるのでしょうか?
もちろん、売ったり買ったりという取引をするためにあります。その他にも、経済学的に見ると、ここで多くの人が集まって取引をした結果、価格が決まり、その価格をさらに多くの人が知ることにより、意思決定の役に立つという「価格発見機能」と呼ばれるとても重要な役割があります。例えば価格が高くなれば、生産しようとする人が増えます。つまり、価格の変動によって、世の中に起きていることがわかるようになるということですね。
 
次の写真はガソリンスタンドの価格の表示です。自動車を使う人には重要な価格ですね。少し前にはこの写真のように1リットル99円だったときもありました。
 
 
 
同じガソリンスタンドですが、別の日には値上がりして104円になっていました。
この価格変化の大きな要因は、ガソリンスタンドの仕入れ値の変化と思われます。仕入れ値を直接に外部の人が知ることはできませんが、先程の東京商品取引所で取引されているガソリンや原油の価格が大きなヒントになります。
 
みなさんだったら、ガソリンの価格はいくらがよいでしょうか?
ガソリンを買う人は安い方がよいし、売る人は高い方がよいですよね。
それではどうすればよいかというと、経済学の理論では市場で決まった価格が最もよいと言うことが証明されています。(場合によってはそうでない場合もあるので、規制が必要な場合もありますが、それもどういう場合かが証明されています。)
 
そのために、市場では多くの人が集まって、公正な価格が決まる必要があります。
 
ということで、このような重要なコモディティ市場にどのような問題があるのかを分析して提言することが世の中の役に立つように、ということを考えて本を書きました。決して、どうやったら儲かるかという本ではありませんので、お間違えのないように。
 
みなさんも、4月から何か新しいことを勉強してみましょう!大学では、みなさんのやる気次第で沢山のことが勉強できます。そういうみなさんの意気込みに応えるためにも、どんどん研究をしていかないといけないと思っています。
 
   吉田靖(よしだ やすし)
 
 
 
 



2016年3月15日火曜日

ゼミ選択の時期です


営学部の関口和代です。
3月14日、15日は、希望ゼミの登録日です。ゼミによって選考方法は
異なりますが、今週末から、悲喜交々の選考が始まることになります。

東京経済大学のゼミは、他大学とは異なる点があります。
第一に、経営学部と経済学部の学生は、どちらの学部のゼミにも
参加することできます。
たとえば、経営学部経営学科の学生が経済学部のゼミを選べるのです。
私のゼミも、経営学部の2学科(経営学科・流通マーケティング学科)
経済学部の2学科(経済学科・国際経済学科)の学生がいます。
第二に、2年生からゼミに入ることができ、
1年毎にゼミを変えることもできます。
たとえば、2年生のときは経営学系のゼミ、
3年生のときはマーケティング系のゼミを選択することもできます。

第三に、経営・経済系のゼミの他に、
多種多様な分野を取り扱う「総合教育」ゼミにも参加することができます。
私のゼミに2年生から3年間参加するとともに、
総合教育ゼミにも3年間参加した卒業生もいました。









ゼミによって、内容ややり方は異なりますが、
一人ひとりがそれぞれ問題意識を持ち、自発的に学習し、考えをまとめ、
発表し、論文としてまとめたり、
グループとして取り組み、議論しつつ、協力してまとめ上げる等、
通常の講義よりも多くの時間を掛けることになります。
とても大変ですが、その分、大きな達成感や充実感を得ることが
できるのがゼミ活動です。

組織の一員となる過程のことを組織社会化といいますが、
ゼミを通して組織社会化を経験することができます。
大学卒業後、多くの人が何らかの組織に参加することになります。
それぞれの組織の文化、規範・ルール(多くの場合、暗黙です)等を
受け入れるかが、組織へ移行する段階で重要だと言われています。
速やかな組織社会化は、満足感やモチベーションを高めますが、
組織社会化がうまくできないと、不満が募り離職率も高くなります。










大学の場合は、年齢層の幅がありませんので、文化・規範・ルールや
価値観にそれほど大きなギャップはありませんが、
それでも、自分とは異なる価値観を受け入れ、柔軟に対応し、
結果が得られるよう努力することになるゼミ活動は、
とてもよいトレーニングとなると思います。

生涯にわたる友人(あるいは伴侶)を得る機会ともなりますし、
その他にも、ゼミに参加するメリットは多々あります。
このブログの中でも、さまざまなゼミ活動の様子が紹介されてきました。
大変なこともありますが、せっかく大学生になったのですから、
是非ゼミには参加してほしいなと思います。














(文責:関口和代)


2016年3月1日火曜日

【学問のミカタ】卒業旅行はどこにいく?

2016.03.07

経営学部の本藤です。
3月の学部共通テーマは「卒業」です。
4年生にとっては卒業単位に達しているかどうかが最大の関心事になっている学生もいれば、既に企業の入社前研修が始まっている学生もいたり、はたまた学生時代最後の想い出づくりに羽を伸ばしまくっている学生もいます。

本藤ゼミの4年生は、2月上旬に最後のプレゼン(国分・ミツカン様への企画提案)を終えて、4年生みんなでハワイに卒業旅行に行ってきたようです(*^_^*)
羨ましい限りです・・・(^_^;)

本藤ゼミ4年生の卒業旅行inハワイ

そんな卒業旅行ですが、日経コンピュータのITPROの「企業人のためのティーンマーケティング講座」に、こんなコラムがありました。

《「卒業旅行」が最大のターゲット》
楽天トラベルの「大学生の卒業旅行に関する調査」(2013年3月)によると、卒業旅行に行く予定、もしくは既に行った回数を聞いたところ、「複数回行く」と回答した人が約4割(36%)という結果となり、26.6%の「一回」も合わせて6割以上が卒業旅行に行くことが分かった。一方で、「行かない、予定がない」という回答も約4割いた。全学生の約6割が行き、しかも約4割は複数回行く「卒業旅行」は大きな商機となるだろう。
 卒業旅行に誰と行くかを聞いたところ、8割の人が同性同士と回答する一方で、恋人と行くと回答した人は2割だった。卒業旅行ニーズは同性の友人との方が圧倒的にニーズが多いというわけだ。つまり、ツアーの内容やコピーなども、「想い出作り」「絆」など同性の友人を想定するほうがより効果的に伝わる可能性が高いことになる。
 「同性の友人と卒業旅行検討時に重視するポイント」は、「費用」(82.1%)、「観光」(67.7%)、「食事」(37.0%)など。一方、「家族との卒業旅行検討時に重視するポイント」は「観光」(75.9%)、「食事」(57.4%)、「費用」(50.0%)などとなった。家族との旅行時は家族が費用を出すので費用については悩まないが、同性の友人との旅行時は費用が最優先されることが分かる。
 卒業旅行向けツアーなどをアピールする場合、安めのツアーなどは友人との旅行を想定するのが良いだろう。家族との旅行時は家族が費用を出すので費用については悩まないが、同性の友人との旅行時は費用が最優先されることが分かる。
(出典)高橋暁子「卒業旅行とゆるキャラ活用がポイント、SNSを使った観光客招致」(日経BP社、ITpro by 日経コンピュータ、「企業人のためのティーンマーケティング講座」、2015.10.22、http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/070100162/101700015/?rt=nocnt、アクセス日:2016.02.27)


つまり、ターゲットによって、訴求ポイントが全然変わってくることが分かります。
家族旅行だと、おそらく父親が休みのGWとか年末年始とかですから、価格競争も重要ですが、「せっかくの家族旅行だから奮発するか」という発想を引き出せるコンテンツ訴求が重要になるかもしれませんし、企業の社員旅行だと取り仕切る幹事の手間を代行するような手続き面での簡素化などが訴求ポイントになるかもしれません。

ターゲット別に営業コンテンツは変わってくるわけです。これは、店頭でも同じです。
シニア層に向けて売りたい場合にはヘルスケア・コンテンツが響くかもしれませんし、女性に向けて売りたい場合にはビューティケア・コンテンツが響くかもしれません。
同じ商品でも見せ方を変えると売れ方が変わってきます。


本藤貴康(流通マーケティング入門、流通論、地域インターンシップ担当)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/