2015年11月22日日曜日

お菓子提案がついに商品化!(小木ゼミ通信 vol.11 ~提案お菓子の商品化、TFTランチ決定、国分寺物語シンポジウムのお知らせなど~)

 いつの間にか今年も終わりに近づいてきましたね。今年は、いろいろとあって研究が全くできなかったし、夏には大学で倒れて病院に担ぎ込まれたし、ストレスもマックスだった。信じたくないが、今年は大殺界だったらしい。。。。来年は良い年でありますように。。。

 でも、21日(土)はOBOG会で、OBOGと2・3・4年生の70名ほどのゼミ生に囲まれて、本当に癒されました。ゼミ生諸君、ありがとう!やはり、ゼミ生たちと話しているときが一番嬉しいです。

 さて、小木ゼミ通信も11回目となります。そんでもって、どうやら記念すべき通算100回目の記念ブログになるようです!
 OBOG会の話は次回に廻すとして、本日のラインナップは次の通りです。

1.小木ゼミのお菓子提案がついに商品化!
2.2015年冬のTFTランチが決定!
3.「国分寺物語」シンポジウムのお知らせ!
4.小木ゼミの今後のスケジュール(ゼミ説明会・オープンゼミ)

 1.小木ゼミのお菓子提案がついに商品化!

 「きたーーーー!」

 小木ゼミがイーグル製菓とともに進める「こんなお菓子あったらいいな」プロジェクトで、2月に社長プレゼンしたお菓子が「ひとりじめスイーツ」の新商品として商品化されました!その名も、「スイートチョコレート 贅沢グラノラ」、「抹茶チョコレート 贅沢宇治抹茶あずき」です。

紀伊国屋、三浦屋などで、絶賛販売中!

 東経大で「こんなお菓子あったらいいな」プロジェクトに参加したと思っている高校生の皆さん!迷わず、小木ゼミのドアをノックしに来て下さい!


 2.2015年冬のTFTランチが決定!

 
 「TFT(Table For Two)×東経大生協×小木ゼミコラボ:健康ランチ販売プロジェクト」ですが、2015年冬のTFTランチが決まりました!

 東経大・小木ゼミが進める本プロジェクトは、今回で第7弾になりますが、東京都内の大学でもまだ数校しか行っていない取り組みです。本プロジェクトは、皆さんが購入してくれた健康ランチの売上の一部(1食あたり20円)をアフリカの子どもたちの給食に寄付させていただくものです。

 今回のランチメニューは、その名も「ふわとろ食感、私のほわいとオムディ」「がっつりジューシー、俺の鶏丼」です。2015年冬は、2種類を投入し、どっちがたくさん売れるか競争してみたいと思っています。


いろいろなタイプを作りました!


試食会の模様


 小木ゼミ生と生協の方々との話し合いが10月から行われ、ネーミングやプロモーションなど練りに練って、いよいよ11月30日~12月11日の発売が決定しました。試食会でいただきましたが、「絶品」です!ぜひぜひご賞味のほどお願いいたします。

健康ランチ名と販売期間

11月30日(月)~12月4日(金)「ふわとろ食感、私のほわいとオムディ」

12月7日(月)~12月11日(金)「がっつりジューシー、俺の鶏丼」

場   所:東経大生協食堂


 「ふわとろ食感、私のほわいとオムディ」と「がっつりジューシー、俺の鶏丼」を買ってもらうと、販売価格のうち「20円」分が食事に困まるアフリカの子どもたちの給食にTFT(Table For Two)を通じて寄付されることになっています。これもひとつのソーシャルビジネスの形ですね。
 


 3.「国分寺物語」シンポジウムのお知らせ!


  来る12月2日(水) 2時限 E305教室にて、「国分寺物語」シンポジウムが開催されます!多くの皆さんの来場をお待ちしております。「国分寺物語」のすべてをお届けいたします!




 4.小木ゼミの今後のスケジュール(ゼミ説明会・オープンゼミなど)


【ゼミ説明会・オープンゼミなどの日程】

小木ゼミに関するゼミ説明会やオープンゼミなどのスケジュールは次のとおりです。興味のある方は、奮ってご参加お待ちしております。

ゼミ説明会
11月25日(水) アカデミックコンパス内で「小木ゼミ紹介」(1限 D101)
11月25日(水) ゼミ連主催ゼミ説明会(5~7限 F号館4階の小木ゼミブース)

オープンゼミ〈終了後、ゼミ座談会〉)
11月25日(水)2時限 F304 経営学部ゼミ研究報告会予行練習
12月 2日(水)2時限 E305 「国分寺物語」シンポジウム
12月 9日(水)2時限 F304 ゼミ活動報告・ゼミ生との個別相談・交流会
12月16日(水)2時限 F304 ゼミ活動報告・研究発表→夕方からクリスマス会
1月13日(水)2時限 F304 「こんなお菓子あったらいいなPJ」ゼミ内選考会

ゼミ研究報告会
12月12日(土) 経営学部ゼミ研究報告内(小木ゼミからは3報告 13:00~17:00)

*興味のある方は、小木ゼミTwitter(@ogi_seminar)で確認してください。

 文責:小木紀親

2015年11月16日月曜日

吉田ゼミ:三陸・震災学習列車と青森の旅へ行く


みなさん、こんにちは!
経営学部の吉田靖です。

もう紅葉シーズンという季節ですが、
私の前回のブログの予告どおり、9月のゼミ合宿の様子をお伝えします。
企業のいろいろなリスクを扱っている吉田ゼミは、
東日本大震災の被害と復興の現状を知るために、
今年は岩手・青森の旅に全員で行ってきました。
まず、盛岡に着いたら、わんこそばに挑戦!

「旅行だからといって食べ過ぎた。わんこそばが美味しいから仕方ない。」
とは、あるゼミ生の感想でした。(写真は「東屋」にて撮影)
以下、「」内はゼミ生の感想です。

宮古で1泊した後、三陸鉄道北リアス線 田野畑駅に到着しました。


「震災学習列車の乗車駅から海までは結構な距離があったが、乗車駅の半分ほどまで津波が来ていたことを示している石が置いていてとても驚いた。」
 
田野畑駅から海岸に下ったところでは、写真のような復興整備事業が進められていました。
「『ここには街があったんですよ』という一言がとても印象に残りました。報道で知っていたつもりでしたが、一瞬で全てをなくしてしまう津波の恐ろしさを実感しました。」
 
 

 
9月15日10時50分、吉田ゼミ専用震災学習列車の出発です。
 
 
車中では、三陸鉄道の方の震災当時のお話を聞き、特別に徐行したり停車しながら沿線の状況も伺いました。また、真っ暗闇のトンネルも体験しました。
「真っ暗の中で救助を求める際に、笛とライトがあるといいという話を聞いて、普段から用意をしようと思いました。」

「津波てんでんこの言い伝えは、東京に住む私たちにもいえることだと思いました。いつか来るといわれている首都直下型地震に向けて備えをしていかなければ、と身が引き締まりました。」
「実際に被災地を見ながら当時の説明を聞いて、改めて津波の恐ろしさを実感した。」
「列車に乗って感じたことは線路沿いの景色を見ているだけでも津波による被害を受けた個所が数多くあり、いかに津波の被害が多いかがわかった。」

12:00 久慈駅着。




「 三陸沿岸は東日本大震災による被害のうち、建物の倒壊や火災などではなく津波による被害が9割を占めていると聞いて、今回ほど大きな津波の襲来は想定が難しかったんだと思った。三陸鉄道は線路が通っている築堤が堤防の役目を果たしたり、地震発生後数日で列車を動かして地域住民の足となるなど三陸地方の活力に大きく貢献したのだと感じた。」
「被災したみなさんはとにかく早期の復興を望んでおり4年以上経った現在でもいまだ仮設住宅暮らしの人々が大勢いるという現状は私自身にとっても被災地に住む人々にとってももどかしく感じることです。」
「震災学習列車に乗ってみて震災の恐ろしさを実感することができました。普段は他人事みたいなところがありましたがとても大変なんだと思いました。」
津波の恐怖を後世に残すことと、復興して暮らしを元に戻すこと。二つの両立は大切だが、難しい問題だと感じた。」
「三陸鉄道の担当の方は思い出したくないであろう東日本大震災のことをたくさん説明してくれました。東北の人たちは震災が起きてからしばらくは大変な生活だったということを理解できた学習でした。」
 
三陸鉄道の方には、震災のお話だけでなく、NHKのドラマとして放送された
「あまちゃん」の撮影秘話などもお伺いできました。
「あまちゃんのロケ地巡りができて楽しかったです。ドラマとそのままの景色が目の前に広がり興奮しました。」
お昼は、「あまちゃん」で一躍有名になったまめぶ汁をいただきました。
 
(撮影:まめぶの家にて)
 
久慈駅周辺を見学の後、八戸線で八戸へ、さらに東北新幹線で新青森到着。写真は、ゼミ生はやぶさ23号



 「岩手から青森までに移動する列車には、2両しかなく自分たちしか乗っていなくて初めてで楽しかった。」や 
「今回の行程は列車に乗ることが多くローカル線の旅のような感覚でゆっくりした時間を感じることが出来ました。」という感想もあれば、
「今回は、移動時間が長かった。お尻が痛くなりました。」という感想も。

夜は青森の郷土料理のお店へ。
実は魚料理中心で学生たちには大丈夫かなとちょっぴり心配していたのですが、空気もおいしいし、さかなも新鮮だし、全くの杞憂でした!

「食べ物は全て美味しく、刺身が厚くてお得だと思いました。また食べたいです。」
「日本酒のおいしさがわかり、大人の階段を一歩上がれた気がします。」
「天気が良く食事も美味しかった。
また、岩手・青森ともに行ったことがなかったので観光も含め良い経験になった。」
「青森と岩手に行き、どちらも19時頃からほとんどの店が閉まっていてとても驚いた。

青森ではいった居酒屋の刺身が美味しかった。
最終日に食べた自分で好きな魚の刺身やお惣菜をご飯の上に乗せて食べるのは、楽しく美味しく食べることができた。
泊まったホテルには、露天風呂がついていて好きな時間に何回でも入りに行けてとても良い思い出になった。」
「盛岡のわんこそば、久慈のまめぶ汁、青森のけの汁や海鮮丼…と郷土料理を食べつくすゼミ合宿になりました。」

「青森で見た星空は東京で見るよりも、ずっと綺麗で印象に残っています。」
最終日午前は青森市内を巡りました。
たまたまこの日は、NHKの昼の番組の生放送があり、
そのリハの様子も見られました。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸は、
1988年まで運航していた青函連絡船の当時の様子を伝えてくれています。
青函連絡船の歴史の中には、洞爺丸事故のような悲しい出来事もありました。
そのようなことが、青函トンネルの開通や、
来年の北海道新幹線の開業に繋がっていることを知って欲しいと思います。
  「印象深かった場所は八戸線に乗車中に見た太平洋の景色と貨客船八甲田丸が列車を積んで津軽海峡を往復していたことでした。 」

午後は、三内丸山遺跡を見学しました。
「震災学習列車以外で行って良かったなと思うところは三内丸山遺跡です。
世界遺産の場所に行けるという機会が今まででなかなかなかったことなので行けて良かったです。」
「天気が良く食事も美味しかった。

また、岩手・青森ともに行ったことがなかったので観光も含め良い経験になった。」
「盛岡でのわんこそばや青森での貨客船八甲田丸の見学、
三内丸山遺跡訪問など地域の文化に触れることが多いように感じました。」
 「私自身にとってはいずれも初めて訪れる場所であり非常に興味深く、

勉強になり楽しい旅でした。」
「去年ゼミ旅行に行けなかった分今年は楽しみにしていたのでよかったです。

またみんなと思いで作りにどこか行きたいです。 」
ということで、幸運にも天候に恵まれて、ゼミ合宿から帰って参りました。
3日間の割には移動も沢山ありましたが、いろいろと体験できたと思います。
今回もブログをお読み下さいましてどうもありがとうございました!
来年はどこに行こうか、今から考えています。
決めるのは来年4月に新メンバーが揃ってからです。
是非、みなさんも、このような体験はいかがでしょうか?

 吉田 靖 (よしだ やすし、経営財務論、基礎経営学など担当) 


2015年11月8日日曜日

対外経済貿易大学を訪問


こんにちは。経営学部の関口和代です。
10月下旬、北京・上海への出張の合間に、
協定校である対外経済貿易大学(北京)に行ってきました。











東京経済大学には、5か月間の滞在中に、語学研修とインターンシップを行う
「グローバルキャリアプログラム」がありますが、オーストラリアに加えて
中国研修もあり、今年度は2名の学生が対外経済貿易大学で学んでいます。
今回、交換教員として4月から滞在されている東京経済大学の先生をお訪ねしました。











対外経済貿易大学は、1951年に設立された国家重点大学の一つで、
日本語学習者のレベルの高さでも知られています。
中国の大学にしては、キャンパスは広くありませんが、
東京経済大学の20倍以上の広さはあると思います。
槐や柳、ポプラ等、緑あふれる落ち着いたキャンパスです。















ろいろと特徴もありますが、ここでは一つだけご紹介します。
それは、アジア最大の女子学生寮(L字の茶色の建物)です。
収容学生数は、なんと1万人です!!















今年度、東京経済大学と対外経済貿易大学とは交流30周年の節目の年でした。
前述した交換教員の制度や学生向け研修の他、東京経済大学大学院への
推薦入試の制度等、活発な交流があります。
また、対外経済貿易大学を含めた協定校・友好校の学生を対象とした
2~3週間の「日本語・日本文化研修」もあります。

上記以外にも、海外研修を行うゼミに対する援助もあり、毎年、多くのゼミが海外に
出かけています。今夏、私たちはスリランカに行き、企業訪問の他、ケラニア大学で
交流をしてきました。(8月31日に本ブログでも紹介しました)
ケラニア大学の学生約8名が10月から日本各地の大学に留学しています。
12月中旬、彼女達と東経大でさらに交流を深める予定です。


東京経済大学では、ここでご紹介した以外にも
さまざまなタイプの国際交流プログラムが用意されています。
興味のある方は、ぜひHPもあわせてごらんください。
http://www.tku.ac.jp/campus/exchange/


文責:関口和代)

2015年11月2日月曜日

【学問のミカタ】文化祭


東京経済大学の本藤です。

11月のお題は「文化祭」。

東京経済大学では、毎年恒例の文化祭は「葵祭(あおいさい)」と名付けられています。なぜ「葵祭」なのかというと、詳しい歴史は本学ホームページの「概要・歴史」をご覧頂きたいのですが、1898(明治31)年に創立者である大倉喜八郎が、渋沢栄一らと商業学校設立の趣意書を公表して、1900(明治33)年に大倉商業学校を開校した場所が東京の赤坂にある葵町だったことに因んでいます。この「葵」は、東京経済大学のシンボルでもあり、校章は、この葵を象ったデザインがほどこされています。
 

そもそも赤坂葵町というのは、創立者である大倉喜八郎の本邸があった場所らしく、9,660坪の敷地面積だったというのは想像を絶する広さです。ここに「諸外国の商人と対等に競争できる若く有能な商業者を育てたい」という大倉喜八郎の遺志が現在の東京経済大学にも脈々と受け継がれています。

 
大学に限らず、中学校や高校でも、全国津々浦々で文化祭は行われています。私の出身高校は長野県長野市にある公立高校なのですが、バンカラを文化(カルチャー)としていて、旧男子校のDNAを受け継ぐ雰囲気が充満しています。

おそらく志望大学や受験大学を選ぶ際に、高校生のみなさんはオープンキャンパスや文化祭に行く機会があると思います。そこで感じるべき最も大切なものが、その大学のカルチャーではないかと思うんですよね。その大学で、そのキャンパスで、自分が大学生活を送るイメージができるかどうか。自分の成長を目指して毎日毎日励んでいる自分をイメージできるかどうか。自分の性格にあった学風かどうかということになると思います。


実は、会社においても、このカルチャーというのは、働き方に大きな影響を受けます。働き方のみならず戦略策定にも人事考課にも昇格昇進にも大きな影響を与えます。ひたすらに営業成績だけを重視する競争原理至上主義の会社もあれば、様々な業務を担えるゼネラリストを評価する会社もありますし、組織のモチベーションを引き出せるリーダーシップを重視する会社もあります。つまり、働く場所を考えたときに、「よーいドン!」と言われた方が頑張れるような競争意識の強い人に合った会社もあれば、「よーいドン!」と言われた途端に競争することに嫌気がさす人に合った会社もあります。
大学も同じようにカルチャーがあります。このカルチャーに共感できるかどうかというのは、オープンキャンパスに行ってみたり、文化祭に行ってみたりすると感じられるでしょう。都心部にある大学から郊外にある大学、オシャレな雰囲気が漂う大学から地味な学生が多い大学、マジメに勉強する学生が多い大学から勉強以外に情熱を傾ける大学もありそうです。

東京経済大学のカルチャーは、比較的マジメな学生が多いように感じていますし、素直な学生が多いように感じます。大学がある国分寺も、完全な郊外に立地しているというわけでもなく、都心の歓楽街からは距離があり、でもゼミやサークルのコンパに困るほどでもありません。中央線を使えば10分くらいで立川や吉祥寺もあって、中央線の特別快速も停車するので新宿まで20分です。その気になれば都心にも行きやすいのですが、東京経済大学の学生の多くは国分寺か、せいぜい吉祥寺が主な行動エリアのような印象があります。う~む・・・ある意味ではハンパな立地ですね()

マジメな点は、ゼミ活動に表れているように思います。東京経済大学のゼミは、教員のパッションが違うと思います。特に、経営学部のゼミは、軒並み気合いが入っています。昨年から「ゼミする東経大」というコピーを打ち出していますが、これは自信をもって紹介できます。海外研修に毎年行っているゼミもあれば、公認会計士の合格者を何人も立て続けに輩出しているゼミもあります。他大学とのインナー大会に励むゼミもありますし、全国規模の論文やプレゼン大会で上位入選が当たり前になっているゼミもあります。とくかく百花繚乱なので、12月に開催されるゼミ研究報告会の見学に来てみてください。


文化祭も大学のカルチャーを肌で感じられる貴重な機会ですが、各大学ともに伝えたいカルチャーはテンコ盛りなので、そのほかの機会も積極的に収集してみて欲しいと思っています。


参考資料
東京経済大学ホームページ「概要・歴史」(http://www.tku.ac.jp/grid/tku/


本藤貴康(流通マーケティング入門、流通論、地域インターンシップ担当)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/