2015年8月31日月曜日

海外ゼミ研修でスリランカを訪問しました。

経営学部の関口和代です。
毎年、夏期休暇期間中に海外でゼミ研修をしていますが、
今年は8泊10日でスリランカを訪問しました。


日本人にとってはあまり馴染みのない国かもしれません。

30歳以上の方でしたら、日本テレビ系「ズームイン!!朝!」という
番組内で「Wickyさんのワンポイント英会話」を担当されていた

Anton Wickyさんのことを連想されるかもしれません。
実は、スリランカは、26年続いた内戦が2009年に終わり、
2010年にNYタイムズの「訪れるべき国第1位」に、
2013年は、ロンリープラネット の「もっとも旅行したい国第1位」に
なっているほどの魅力ある国なのです。









奇しくも戦後70年の節目の8月15日に、
私達はスリランカに到着しました。
第二次世界大戦後、
日本が分割統治されようとしていた際、
スリランカ(当時はセイロン)のジャヤワルダナ大蔵大臣
(後に大統領)のスピーチをきっかけとして
主権を維持できるようになったことは、
日本人としては知っておくべきことだと思います。
ちなみに、スリランカの首都は、コロンボではなく、
偉大な政治家であった彼の名前を冠した
「スリ・ジャヤワルダナ・プラ・コッテ」です。

企業訪問・工場見学等に加え、
8月20日にケラニア大学を訪問いたしました。
交流会には、ケラニア大学で日本語を学習している学生の
ほとんどが参加してくださいました。
交流会をどのようなものにするかは、
事前にメールやスカイプで双方の学生同士で
打ち合わせをして、当日を迎えました。

ケラニア大学の人文学部長、現代外国語学科主任講師による

歓迎のスピーチと、スリランカ伝統のオイルランプセレモニーで
始まった交流会の内容は主に下記のようなものでした。 

●学部長の弟弟子でもあるソマシリ師(スリランカ・平和寺住職/
千葉県
  香取市・蘭華寺でも活動されています)による 「スリランカと日本の仏教」
 に関する講話
●ケラニア大学生によるキャンディアン・ダンス

●フォトムービーを使っての東京経済大学の紹介
●ケラニア大学生が用意してくれたカレーランチ
 当地の習慣にならって、手で食した学生が多数。
 「味わいが深まる!」 とのことでした。


 ●日本から持参したお菓子と手土産を前にしての
 カジュアルトーク
 ゼミ生23名とケラニア大生約100名が、
 4グループに分かれて話しました。
●文化交流
 日本側が準備したものは、
   a.日本に関するクイズ、
   b.ことわざ等を題材にしたカルタ、
   c.豆掴み競争、です。
 スリランカ側が準備したものは、
   a.シンハラ文字体験(自分の名前を書きます。丸みが
    あって可愛らしい文字です。私は、書き順を間違えて
    しまったので笑われてしまいました...)、
   b.女性はサリー、男性はサロンの着付け、
   c.「象の目探し」という日本の「福笑い」に似たゲーム、
   d.葉っぱを用いた冠づくり等でした。


 











●記念撮影
 130名を超える人数だったので、大変でした! 






●グラウンドでクリケット体験
 テニスボールでの疑似体験でしたし、
 ルールも完全にはわかりませんでしたが楽しかったです。
 イギリスやインド同様、スリランカでも、一日中クリケットを
 放送しているチャンネルがある位のポピュラーな競技です。
video
 
毎年6~10名が国費留学生として来日するケラニア大学の
学生たち。今秋も9名が、北海道大学から鹿児島大学までの
日本各地の大学でそれぞれ1年間学ぶことになっています。
東京での再会を約束しつつ、6時間を超える楽しい時間が
終わりました。

約100名が参加されると聞いて当初は不安もありましたが、
笑いの絶えない、非常に和やかで楽しいひと時を過ごすことが
できました。
受け入れてくださったケラニア大学の皆さんをはじめ、
関係各位のお蔭です。感謝しています。

【ケラニア大学HP】 今回の交流について紹介されています。
http://www.kln.ac.lk/2015/08/university-of-kelaniya-contributes-to-strengthen-ties-between-japan-and-sri-lanka/

毎年、現地の方々と交流する機会を設けていますが、
特に、同世代の人たちとの交流は気づきと刺激が
たくさんあります。
学内で実施される研修報告会で学生が報告しますので、
興味のある方は、是非聞きにいらしてください。
来年も、これまで同様、国内外で素敵な体験ができたらな、
と思っています。

文責:関口和代

2015年8月24日月曜日

グローバルキャリア入門のタイ・バンコク研修に行きました

皆さんこんにちは、経営学部教員の柴田です。まだまだ暑さが続きますがお元気ですか?
本年度から始まったタイ・バンコクの泰日工業大学経営学部との間で双方向の交流を行う、
「グローバルキャリア入門」という科目については、この「経営学部Blog」の中で、3月6月
ご紹介してきました。
http://tkubiz.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html
http://tkubiz.blogspot.jp/2015/06/blog-post_7.html

今回は、8月1日から12日まで行った、本学学生のタイ・バンコク研修についてお伝えしましょう。
本年度は、男子4名、女子3名の学生が参加しました。まず泰日工業大学を訪問し、5月に日本に来た
学生と再会して、大学近くのデパートやスーパーなどで、共同プロジェクトのテーマである
「タイで日本の緑茶をもっと多く販売していくためには」について現地調査を行いました。
やはり現地でないと、なかなか分からない情報があるものです。ペットボトル入りの茶系飲料に
ついても、主流は甘さやフレーバーを加えたものですが、OishiやIchitanなどタイの現地企業の
製品の中にも「Non-sweet」という無糖製品が少しずつ増えており、それらはペットボトルに
白いキャップがつけられています。このような現地での情報を加えて、タイと日本の学生が
一緒になって小グループで考察を行い、最後に小グループごとに発表を行いました。日本で仲良く
なっていた学生と再度一緒にグループワークを行うため、短時間にもかかわらず、内容の濃い
発表であったと思います。泰日工業大学の先生方からも、これまでの日本の大学から訪問は
その場限りの交流に過ぎなかったのと比べて、やはり双方向の交流は内容が濃くなる、と
好意的な評価を頂きました。以下は、泰日工業大学での集合写真です。


8月5日から10日まで、タイで事業展開する日系企業4社を訪問し、見学とともに、実際に
現地で働く方たちのお話しを伺いました。最初に訪問した日産自動車では、空港に近い
新しい第二工場で、ASEAN圏で人気の高いピックアップトラックの生産ラインを見学させて
いただきました。次に訪問したみずほ銀行では、タイの経済の実情を詳しく説明して
いただき、その中で金融機関の果たす役割りについて知ることができました。
3番目の訪問先の東レでは、アユタヤの工場と、バンコク市内の開発センターの両方を
見学させていただき、Toray Industries (Thailand) Co.,Ltd.の丁野社長の講話をうかがい
ました。丁野社長は日系企業の作るバンコク商工会議所の理事も務められているので、
より広い立場から、日系企業の役割りや駐在員の生活について教えていただきました。
最後の訪問先は三井物産で、泰国三井物産の本社と、バンコク市内の関連会社のMOCAPを
見学させて頂きました。MOCAPはさまざまな企業のコールセンター業務をアウトソーシング
している会社で、最初は「総合商社がなぜコールセンターを?」と感じた学生も多かったのですが
実は情報と物流をつなぐ大事な仕事なのだと理解できたかと思います。以下は、東レの
アユタヤ工場で、ヘルメットと安全靴を装着して本格的?見学スタイルになった様子です。


今回は、それぞれの見学先で学生からも積極的に質問が出て、タイでの事業展開に対する
理解が深まったものと思います。最近は、全般的に海外で働こうという希望を持った学生の
数が減っているといわれています。その中で、「グローバルキャリア入門」という科目は
ASEAN圏で働くことに興味を持つ学生を少しでも増やしたい、ということから始めたわけですが、
このような試みは、現地バンコクの日系企業で実際に働く皆さんからも、かなり好意的に
受け止められたようです。ちょっと気がかりなのは、私たちが帰国した後、8月17日夜に
発生した爆発事件です。今後このようなことが起きないように、事件の一日も早い解決を
祈っています。

(文責:経営学部 柴田 高)

 

2015年8月17日月曜日

多彩なカフェが周辺にある図書館でカフェ展示

流通マーケティング学科の丸谷です。7回目の執筆です。図書館での展示企画をさせていただいたので、その話を書きます(東京経済大学の図書館は2014年に新図書館が開館し、田中先生が2014年6月2日月曜日の経営学部ブログに取り上げられております)。

今回のテーマはカフェです。私は個人的にスイーツ店やカフェ巡りが好きなこともあり、授業中にも題材としてカフェの話を取り上げることがあるのですが、そのせいもあってかこれまで多くの学生さんから将来カフェを経営したいといった相談を受けることがあります。

担当ゼミナールでも個人研究のテーマとしてカフェを取り上げる学生さんが定期的におり、実際に卒論論文の題材となったり、カフェをコンサルティングする会社に入社したOGもいたりします。

また、東京経済大学の卒業生の中には国分寺周辺でカフェを開業されている方もいらっしゃり、私が最近カフェに関する原稿に煮詰まった際に(来年同文館出版より出版予定で9月の上旬に原稿の締め切りがあります)、国分寺に詳しい今の担当ゼミのゼミ長に紹介されてうかがったカフェLife Size Cribe(https://www.facebook.com/lifesizecribe)も本学のOBが経営されています(浅煎りのコーヒーは豆の個性を感じますし、コーヒーゼリーも美味しいです)。

その他にも大学周辺には素晴らしいカフェがあります。一緒に食べる羊羹もおすすめの全国屈指の喫茶店「ねじまき雲(陽)」、スローフードがなかなかの「カフェスロー」、テイクアウトの500円セットにもお世話になっている駅ナカに支店も出しているパン屋さんがやっているカフェ「ラ・ブランジェリ・キィニョン本店」と個性が異なるお店があります。

また、国分寺の隣の武蔵小金井にはシュークリームが絶品の「オーブンミトンカフェ」、西国分寺には独特の世界観で本当1つ1つ丁寧な仕事が魅力的な「クルミドコーヒー」と多彩なお店があります。

ぜひ大学に来られる際には周辺のカフェにもよっていただけると大学周辺の雰囲気がわかると思います。

そのような問題意識を持っていたところに、図書館の展示企画の話を頂き、軽い気持ちで提案したみたところ実現したのが今回の展示です。


企画案を出したのは私ですが、本の選定やPOPの制作のかなり部分を図書館の職員の方に担当して頂きました(私はちょいちょいこうした方がいいかなとわがままをいった感じです)。
今回の展示の概観は以下の通りです。

 
 
小さなスペースではありますが、質問が多かったカフェの経営に関する本からカフェ巡りの本までカフェに関する多彩なラインナップを組みました。
以下がブックリストです。
 


私の個人的なお勧めは「サードウエーブコーヒー読本」や「東京最高のパティスリー」かな。展示はその他の展示との兼ね合いで9月中に終了してしまう可能性もございますが(8月中は展示されているそうです)、図書館には所蔵されている本ばかりなので、ぜひお手に取っていただければ幸いです。
 
また、図書館リニューアル後非常に多彩な展示企画がなされており、私自身も図書館で過ごす時間が増えた一因になっています。
 
 
文責 丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授) 

                                         
                                                                     
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

 
 
 
 
 
 
 




 
 

2015年8月10日月曜日

多摩の日本酒企業の実態調査&4大学中小企業研究インターゼミナール

皆さん、こんにちは。経営学部の山本(中小企業経営論担当)です。
猛暑日が続いていましたが、この数日は暑さがひと段落したようです。東経大は一斉休暇に入り、
キャンパスも静まり返っています。

さて、私のゼミでは、私が前職のシンクタンク時代に培った「調査手法」と大学で学ぶ「経営学の理論」の二つを踏まえて、多摩地域の中小企業の実態調査を行っています。今年度は、3つのグループがゼミ活動を行っているのですが、そのうちの2つの班が

多摩地域の日本酒企業

に焦点を当てています。大学に入って、成人すれば、皆さんも日本酒を飲む機会があると思います。私もお酒は好きなほうで、日本酒をよく飲みます。そんな私でも彼女達の調査を指導して、初めて知ったのですが、東経大からそんなに遠くない場所に、幾つもの日本酒企業(酒蔵)が操業し、業界で著名なお酒をつくっているのです。

 これらの日本酒企業がどのような経営を行っているのか、6月下旬以降、企業訪問とインタビュー調査をしてきました。

 下の写真①は、東村山市にある豊島屋酒造。「金婚」という明治神宮の御神酒に指定されているお酒を造られています。東経大最寄のJR国分寺駅から西武国分寺線で10分程度の東村山駅近くにあります。最近では、「夜の酒蔵見学」と銘打って、お酒好きな方々に自社の酒蔵を開放されたり、また、地域活性化にも積極的に貢献されています。この日は15:30から始まって、およそ4時間近く酒蔵見学とインタビューをさせて頂きました。

 写真②は営業部の田中部長と高橋さんとゼミ生の記念写真。様々な方との出会いがあります。その他の調査は、常時、山本ゼミのTwitterで公開しています。興味あったら、覗いてください。

写真①:豊島屋酒造の外観


 写真② 営業部の田中部長、高橋さんとの記念撮影

 
 さて、こうした調査の成果は8月23日の東経大オープン・キャンパスで報告します。それに先駆けて、8月2日に恒例の東経大、帝京大、日本大、文教大の4大学中小企業研究インターゼミナールで報告してきました。その模様も写真で紹介。他大学の教員、学生の前で報告するのはとても良い経験です。その後の懇親会も含めて、大変に盛況でした。

写真③:インターゼミナールの様子


 写真④:インターゼミナールの集合写真



2015年8月5日水曜日

手軽にできる自由研究?? 【学問のミカタ:宿題】

 東京経済大学の本藤です。

 まだ夏休みが始まったばかりの人が多いですよね?
 8月になったばかりなので、「宿題」と言ってもタイミング的にはピンと来ないと感じるかもしれません。とは言っても、高校3年生や受験生にしてみれば“夏の天王山”ですから、夏休みの最初の1週間で宿題を片付ける人もいるかもしれませんね。
 
 「夏休みの宿題」というコトバから連想する時期として、小学生時代をイメージする人が多いのではないでしょうか?
小学生時代の夏休みの宿題は、計算ドリルや読書感想文などがありましたが、難しくて困ったというよりも、計算ドリルのような膨大な反復課題に心が折れそうになった記憶があります。それでもボクが宿題を夏休みの中盤には終わらせていたのは、後半まで“力仕事”が残っていると夏休みを満喫できないという気持ちが働いていたからです。しかし、早め早めに考え始めても最後の最後まで仕上がらなくて四苦八苦していたのは夏休みの自由研究でした。

 


 

 課題が具体的であれば、それは“作業”であり“力仕事”になることが多いと思います。これは、時間をかければ時間をかけた分だけ進捗します。しかし、自由研究は違います。担任の先生からの指示は「何をやっても構いません。どれだけ時間をかけるのかは研究課題によって異なります。何から何まで好きなように決めて、好きなように模造紙にまとめたものを休み明けに発表してもらいます」という課題は、曖昧なことおびただしいのです。
夏休みの大半は、「何をやろう、何をやろう」と悩み続けて過ごします。後半に差し掛かかる頃には「もう時間がないから、これでいいや」と、とりあえずの方向を決めるのですが、こんどは「準備に何を用意すればいいのか」とか「どうやってまとめたらいいのか」というような、研究に入る前の“心労”が甚だしいのです。しかも、まだほとんど進捗しないうちからの話なのです。
 
 
 
 ボクの小学生時代の記憶と、自分の息子や娘が小学生だった数年前の記憶を比較しても、それほど大きな差はないのですが、夏休み中にも受験塾に通う小学生にとっては少し見方を変える必要がありそうです。そもそも小学校の宿題や自由研究は、受験勉強の邪魔になると考えている人が多いかもしれません。そうなると、自由研究を決めるにあたって、それなりに受験の知識に役立ちそうな研究テーマが好ましく、受験勉強の時間を犠牲にしなくてもいい作業内容であることが好ましい・・・という評価基準で「自由研究」を捉えているケースが増えてきているようです。
 
 
 そこで続々と発売されているのが「自由研究キット」です。多くの企業から様々な「商品」が考えられています。ちょこちょこっとネットで「自由研究キット」と検索しても、Google122万件もヒットします。このヒット件数の中には感想やブログの件数も含まれていますが、教育ビジネスを広く手掛けている学研やノートや事務用品で有名なナカバヤシと言った有名メーカーからも発売されています。なかには、味噌メーカーとしてトップシェアにあるマルコメが「味噌手作りキット」を発売していたり、北越紀州製紙といった製紙業が「紙すきキット」を発売していたりしています。ボクの小学生時代では考えられないほど“お手軽な自由研究”を実現させてくれています()
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 このように消費者ニーズのあるところには、そのニーズの大きさに比例してマーケット(市場)が形成されてきます。この消費者ニーズは、必ずしも商品だけとは限りませんし、消費者が具体的にイメージできているとも限りません。
今ではコンビニエンスストアで銀行預金が引き出せたり、公共料金を支払えたり、コピーやファックスが使えたりするのは当たり前ですが、どれも30年前には想像もできないことでした。でも、今のようにコンビニエンスストアがそこここになかった当時、消費者は誰一人として、近所の小売店でこれらのサービスを実現して欲しいなんて考える人もいませんでした。このように、消費者が不便を感じていても、具体的な欲求として自覚していない需要を「潜在需要」と言います。これを見つけ出してカタチにして、ソリューション(解決策)を提案するのがビジネスです。潜在需要を顕在化させた企業は、大きなチャンスを手にすることになります。
 

 
 世の中のビジネスは、すべて誰かの役に立たなくては成立しません。そして、そうでなければ存続しません。つまり、世の中に存在するありとあらゆるビジネスは、誰かのために何かしらの役割を果たしています。それをいち早く見つけ出した企業は「先行者の優位性(First Mover’s Advantage)」を手にするケースが出てきます。つまり、誰かの不便、不満、不安といった問題意識を素早く察知するアンテナが、ビジネスチャンスの発見につながります。
 そういう意味では、この「自由研究キット」というのは、明確で具体的な課題ではなく何をしていいか分からないとか、受験勉強の時間が侵害されてしまったり準備に手間取るというような不便や不満が多い自由研究を予定調和させるためのニーズを捉えています。
 
 暑い時季が続きます。水分や塩分を十分に補給して、熱中症には気を付けてお過ごしください。因みに、人工甘味料ではなく砂糖を使い、塩分も水分も効果的に補給できるのは、昨年度に本藤ゼミが取り組んだポカリスエットが、体に最も優しい水分補給のベストアイテムだと思います。
 
本藤貴康(流通マーケティング入門、流通論、地域インターンシップ担当)
本藤貴康ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/





 

2015年8月2日日曜日

なんで私が税理士に?


東経大は、現役での高難易度資格試験合格率が高い特徴があります。昨年度の公認会計士試験では6名の合格者を輩出し、税理士試験では学部在学中の科目合格者を13名輩出しています。
2015年度からは、税理士試験委員の先生を外部からお呼びしたり、予備校の校長をされていた方をお呼びして、さらに試験合格率を上げるようにドンドン改善が進んでいます。
また、東京税理士会寄附講座を開講して頂き、本学OBの現役の税理士の方々に15回の講義を持って頂いております。さらに、これまでは入学から会計PP所属までの期間が空いてしまっていたのを改善し、会計PP入門講座を開講しました。本年度前期は、会計PP選抜試験合格者のすべてが「会計PP入門講座」受講生でした。

さて、今回は税理士試験の科目合格者へのアンケートから、なぜ彼らが合格できたのか、君たちが合格するためにはどうすれば良いのかという合格への鉄則を明らかにしたいと思います。

合格への鉄則①最初のスタートダッシュに失敗しても、まだ大丈夫!
これは、公認会計士試験と違うポイントですね。税理士については、そもそも試験の受験資格を得るのが、「大学3年次以上の学生で法律学又は経済学に属する科目を含め62単位以上を取得した者」という規定があります。つまり、早く会計PPに所属しても、結局3年生まで受験することは出来ないわけです。そのため、会計PPの税理士コースについては、1年生からの所属は出来ず、簿記1級コースに所属することになります。つまり、スタートダッシュに失敗しても、十分間に合うのが税理士試験(科目合格)という事になります。特に、商業高校出身の方以外は、公認会計士志望であっても最初の会計PP選抜テストまでに、簿記の2級を取れない方も居ます。そうした方は、諦めるのではなく、税理士という選択肢を考えてみてはどうでしょう。
ところで、税理士でも、簿記1級でも、会計PPの選抜試験は公認会計士と変わりません。会計学の問題ですので、会計PP入門講座を受けないと、実際のところ、合格は非常に難しいです。

 合格への鉄則②終盤で1日9時間程度の勉強が出来るように段階的に頑張る。
税理士では科目合格までの期間は平均して、28か月。短い人で16か月、長くて36か月かかります。つまり少なくとも2年以上君たちは勉強をし続けることになります。税理士科目合格者は初期にはあまり長時間勉強していない人が多く、1日2時間から長くても5時間ほどです。しかし、終盤には、やはり、9時間ほどは勉強していますので、長い勉強を続けることの出来るスタミナ、健康は税理士志望でも絶対に必要です。
食事と睡眠はとても大事です。通学時間との関係で考える必要がありますが、出来ればご実家から通うことで、生活リズムを安定させ、栄養のある食事を取ることができるとベストです。ただし、通学に何時間もかかると、それで疲労してしまうこともあります。
しかし、1日2時間程度から徐々に勉強時間を増やしてゆけばよいので、段階的に、慣れてゆけばよいと思います。

 合格への鉄則③ゼミは、陣内ゼミか武脇ゼミ。ただし、入らないという手も。
 税理士試験合格者は、久木田ゼミ、武脇ゼミ、陣内ゼミ、ゼミ所属なしという結果でした。特に、税理士試験合格者が多いゼミはなく、ゼミ所属なしでも大丈夫のようです。

 合格への鉄則④大学の講義は、陣内先生と、金先生の講義を取る。
大学の講義は、税理士試験合格には役立ったという回答が目立ちます。その中でも、陣内先生の財務諸表論a/bは、講義内容が試験に出た、という回答もあり、非常に有用だそうです。金先生の会計学原理も、役立ったという意見があります。また、会計PP科目全般という意見もありましたので、 税理士試験を目指す場合には、両先生の科目を取ることは必須でしょう。
とはいえ、試験に役だった割合を聞くと、予備校と自習が大きな割合を占めており、大学以外でも努力を続ける必要があることがわかります。また、終盤に資格試験の勉強時間を確保するためにも、単位はできるだけ早くそろえておく必要があります。

 合格への鉄則⑤友人の多さ、簿記1級は合格と無関係。
会計PPの友人が0というケースが半数で、予備校でも友人を作らないという選択が半数でした。一番多くても、予備校の友人が5人でした。税理士試験合格には、友人は少なくても関係ないようです。資格については、簿記1級を持っていたのは0人でした。

以上です。皆さんも、本学で税理士の科目合格を目指すのであれば、合格への鉄則5箇条を参考にしてみて下さい。

*ただし、合格への鉄則は、税理士試験科目合格者へのアンケートから導き出したもので、回答数は4件のみです。したがって、これに従えば必ず合格できるわけでもありませんし、従わないから合格できないものでもありません。あくまで、合格者の傾向ですので、その点に留意して下さい。
                                   文責:板橋雄大(税務会計論担当)