2015年4月11日土曜日

「椰子の実」の真実(小木ゼミ通信 vol.8 ~近況報告&国分寺市イベントのお知らせ 他~)

 皆さん、新しい生活がスタートしたかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。経営学部の小木です。今回で8回目の小木ゼミ通信となります。
 

 ☆「椰子の実」の真実

3月は体調もすぐれなかったり、悪いことが多かったので、先日、気分転換と療養を兼ねて大好きな渥美半島は伊良湖岬に行ってみました。岬からは、三島由紀夫『潮騒』の舞台になった「神島」を眺めることもでき、砂浜沿いを歩けば、あの島崎藤村の詩「椰子の実 ♪名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実ひとつ♪」(『落梅集』収録、1901年)で有名な恋路が浜があるなど、とても風情のあるところです。でも、皆さんは知っていましたか、島崎藤村は伊良湖岬に行ったことがないということを(私は高校生まで知りませんでした)!?この詩「椰子の実」は、藤村の友人の柳田國男が療養のために滞在していた伊良湖の浜に流れ着いた椰子の実の話を藤村に語り、藤村がその話を元に創作したものなのです。私なんか、藤村が目をつぶりながら伊良湖の浜で佇んでいる姿を思い浮かべていたのに、、、真実を知った時の衝撃はいまでも忘れられません。藤村おそるべし、天才としか言いようがありません。

伊良湖岬からみる恋路が浜(左奥)

  長くなりました。以下、今回のラインナップです。
1.小木ゼミの近況報告
 1-1 「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」で社長プレゼン
 1-2 優秀卒業論文&進一層課外部門優秀賞&進一層トライアル採択
 1-3 ゼミ選考について
 1-4 卒業式・卒業イベント
2.「国分寺市イベント」のお知らせ ~「国分寺物語」とのタイアップ~

1.小木ゼミの近況報告

 1-1 「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」で社長プレゼン
 2015年2月某日、鈴木栄光堂・イーグル製菓の鈴木社長へのプレゼンが行われました。ほぼ1年かけての成果発表でした。5つの提案をしましたが、社長からは、①水族館などの販売箇所の提案とそれに合わせた商品のアレンジ、②既存製品のコンセプトを変えた広告・プロモーションの新提案、の2つの案を採用していただくことができました。残念ながら、お菓子の新商品開発そのものには手は届きませんでしたが、今後も続くプロジェクトの足掛かりとしては良いスタートを切れたのではないかと思います。本年度も新たな2年生を迎えて頑張っていきたいと思いますが、東経大に入ってこのプロジェクトに参加したい高校生がいましたら、迷わず小木ゼミのドアをノックして下さい。

鈴木栄光堂・イーグル製菓本社内でのプレゼン後の一枚

 1-2 優秀卒業論文/進一層課外部門優秀賞/進一層トライアル採択

 小木ゼミ生が優秀卒業論文賞獲得!
 栄えある第1回目の優秀卒業論文賞を小木ゼミ生が獲得しました!私からすると、例年に比べて、決して良い出来ではなかったのですが、優秀卒業論文を獲得することができました!図書館にも並ぶので、在学生などは一度ご覧下さい。しかしながら、今回は、私自身、もっと卒論指導をしっかりせねばという気持ちにさせられました。2・3年の時から、もっとビシバシとやっていこうと思います。

 小木ゼミが進一層課外部門優秀賞獲得!
 進一層表彰課外部門で小木ゼミは優秀賞を獲得しました!これで5年連続の受賞となります。これまで通り、一生懸命ゼミをやってきたことが評価されたと考えます。今年度も引き続き、頑張っていきたいと思います。

 進一層トライアル採択!
 進一層トライアルも昨年に引き続き、小木ゼミがすすめる企業とのコラボの取り組み(お菓子商品開発プロジェクト、地域活性化プロジェクト、国際貢献プロジェクト)が採択されました!しかしながら、助成金は期待したものではなく、運営の大幅な見直しが迫られそうです。ここは知恵を絞って頑張っていきたいと思います。

 1-3 ゼミ選考
 3月20日にゼミ選考が行われました。まずは、小木ゼミを希望してくれた皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございました。全員のご期待に沿うことはできなかったことだけが残念です。
 さて、今年は2・3年生合わせて29名で小木ゼミをスタートさせることになりました。卒論ゼミ生(4年生)14名を合わせると、総勢43名の大所帯となります。おそらく、東経大では一番多くの学生を抱えるゼミ集団と言えましょう。私としては、大変だけれども、いつも周りにゼミ生がいてくれて本当に楽しく思っています。

 1-4 卒業式・卒業イベント
 小木ゼミでは、3月23日卒業式当日の午前中に卒業イベントを行うことにしています(追い出し食事会は別でやります)。後輩ゼミ生からプレゼントが贈られ、今年も12名の大切なゼミ生(通算16期生)が巣立っていきました。優秀論文賞を獲得したり、小木ゼミ生が答辞を任されるなど、通常なら満足いく卒業式でしたが、、、、、。
 でも、あえて言いたいことがあります。それは、教員生活上はじめて、卒業ゼミ生から何も渡されなかったことです。これは私にとっては、かなりの衝撃で一大事件でした。ついに研究室の卒業生からいただいたグッズコーナーに2014年度卒ゼミ生の分だけ「飾るものがない」という状況になってしまいました。卒業の祝いの場では言えませんでしたが、今度のOBOG会の席ではきっちりと詰めたいと思います。
 とにもかくにも、「この子たちは良い会社ばかりに行くにもかかわらず、この先きっと会社では苦労するよなあ」、「私はいったいゼミで何を指導してきたんだろう」ともんもんと過ごした卒業式となりました。でもまあ、卒業おめでとう!16期生諸君、社会で大きく活躍して、この出来事が伝説の話にならんことを願っています。

通算16期生、卒業おめでとう!

2.国分寺市イベント「ペンシルロケット発射60周年」のお知らせ~国分寺物語とタイアップ~

「おっと、こいつは春から縁起がいいや!」
 4月11日(土)から、国分寺市主催「ペンシルロケット発射60周年」イベントが目白押しです!イベントのプロモーションについては、国分市役所からも依頼を受け、小木ゼミ「国分寺物語」も一役買っています!

 国分寺は、知る人ぞ知るロケットの発射実験を日本で初めて行った場所なのです。ちょうど、60年前の4月12日15:05にいまの早稲田実業高校のあたりから、東京経済大学の方向に向けて飛ばしたとか!?12日の記念講演(早稲田実業・小室哲哉記念ホール)では、あの的川博士をはじめ、貴重な講演がてんこ盛りです。われら小木ゼミメンバーももぐりこみますが、なんとも楽しみです(きっとシークレットゲストもあるよね)!地元の皆さん、ぜひ参加してみて下さい。

小木ゼミコラボ「国分寺物語」でも紹介してます
 http://kokubunjimonogatari.com/communication/2089.html

国分寺市制作のチラシです!

4月11日(土)
水平発射水ロケット大会
国分寺第7小学校

4月12日(日)
記念講演&カウントダウンイベント
早稲田実業・小室哲哉記念ホール
的川博士の講演 他多数(シークレットゲストあるかも)

4月11日~19日
企画展:現存するペンシルロケット&はやぶさ回収ボックスの展示会
本多公民館ホール

以上です。

いよいよ、新学期がスタートです。
ゼミ指導や講義、がんばろっと!

小木




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