2015年3月24日火曜日

2014年度の卒業式が挙行されました


こんにちは。経営学部の関口和代です。

本日3月23日は卒業式でした。ご卒業おめでとうございます。
キャンパスの桜は、残念ながらまだ咲いていませんでしたが、
卒業生の皆さん、ご家族の皆さんの笑顔は満開でした。
















思い返しますと、2011年4月入学の皆さんは、
東日本大震災により、入学式が中止、
講義も1か月遅れでのスタートとなりました。
いろいろと大変なこともあったと思いますが、
学業を修められ、さまざまな経験を積んで
本日、卒業の日を迎えられました皆さんに、
心よりお祝いを申し上げます。












そして、約1週間後の4月1日には、
新たなお仲間を満開の桜とともにお迎えすることになります。
卒業生、在学生そして新入生の皆さんには、
「径寸十枚これ国宝に非ず 一隅を照らすこれ則ち国宝なり」
という言葉をお贈りしたいと思います。

これは伝教大師(767~822)の
『山家学生式』(さんげがくしょうしき)の冒頭にある言葉です。
「径寸(けいすん)十枚」とは金銀財宝等をさし、
「一隅」とは、今自分がいる場所のことを指します。

財宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で
精一杯努力し、明るく光輝くことのできる人こそ
何事にも代え難い貴い国の宝である、ということです。
東京経済大学も、そのような有為な人材を育てる場
学びの場であるよう、教職員一同努力を続けています。

社会に出られる皆さんは、これから多くの理不尽なこと、
納得できないこともあるかと思います。
また、在学生、新入生の中には、
いわゆる「不本意」入学をされた方もいるかもしれません。
そのような時には、この「一隅を照らす」という言葉を思い出して
ポジティブに行動していただければ、道は開けるはず。

今いる場所で努力できない人は、
どこにいても不平・不満を持つとも言われます。
2012年のベストセラーにもなりました
「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著/幻冬舎)も
同様の趣旨かと思います。
ご縁があって東京経済大学で一緒に過ごすわけですから、
積極的に、前向きに、そして貪欲に学生生活を送ってほしいと思います。


先週、柴田先生がご紹介された「グローバルキャリア入門」という
特別講義も、たくさんの貴重な経験を積むことがてきると思います。
その他、いろいろな講義、プログラムが用意されていますので、
是非活用してください。


(経営学部:関口和代)