2014年12月18日木曜日

Step Forward

みなさま。
寒さが厳しさをます中、風邪などひいていませんか?
流通マーケティング学科の森岡です。

先週土曜日、経営学部では合同ゼミ研究報告会が開催されました。
5号館の各会場で経営学部のゼミに所属する学生が日頃の成果を懸命に発表していました。80にも迫ろうかという報告数を考慮すれば、まさに経営学部の冬の一大イベントと呼ぶにふさわしいかもしれません。

そのような報告の中には、学外の大会・コンテストにおいて表彰されたものも含まれていました。大学生観光まちづくりコンテスト、多摩大学生まちづくりコンペティション、Risk and Insurance Seminar、KUBICなど学外に出て、厳しい環境で戦い抜いてきた各報告は、東経大の経営学部を象徴するようなものであったと言えるでしょう。

しかし一方で、そのように光り輝いて見える部分の背後には、相当な失敗や挫折が積み重ねられていることを忘れてはなりません。言葉に表すと簡単ですが、それを実際に経験している者にとってはそうではありません。言葉にならない悔しさ、涙、そして血の滲むような努力。本当は逃げ出したかったのかもしれません。

厳しいようですが、その経験を乗り越えてもなお、戦いに勝ち残るのは一部です。また、目に見える結果こそ、世の中の評価対象になるのです。そうすると、勝ち残れなかったという結果には何の意味もないのでしょうか?

答えは是であり、否です。

もし、悔し涙を流すのみであれば、勝ち残れなかったことは何の意味ももたらさないかもしれません。しかし、それを本当の意味で糧にして、いかにして勝ち残れるのか、いかにしてよりよいものにできるのか、考えて考えて進み続けるのであれば、勝ち残れなかった結果は、そのときに必然として起こったことであって、次のステージへ進む原動力となりえるでしょう。

今、それを無に帰すか、進み続けるか。

少しでも多くの高校生・1年生の皆さんが、真なるものに目を向けて、この報告会を更に活性化してくれることを期待したいと思います。


文責:森岡耕作(マーケティング論・他担当)

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