2014年5月5日月曜日

就職戦線異状なし!!~山本ゼミの研究が地域金融機関の扉を開く

 経営学部で中小企業経営論を教えている山本です。このBlogの執筆も4回目になりました。さて、全国の高校生・大学生の大学生活に関する最大の関心事項は、

就職活動

でしょう。今回は私のゼミ生の就職活動の報告。山本ゼミのゼミ生も複数名が4月中に早々と、


地域の大手金融機関

への就職を決定してくれました。彼らの希望通りの結果でした。今回は彼らのゼミ活動を紹介しつつ、山本ゼミの研究と就職活動の関係を報告したいと思います。なお、山本が共同研究をしていることもあり、山本ゼミでは地域の大手金融機関とのコラボにも挑戦しています。この辺の話は次のBlogで執筆するつもりです。



4年生のA君とB君(写真・左下):地域の大手金融機関に進路を決定しました

就職活動が終わったら、4年生として、ゼミ活動に参加。後輩の指導に当たります。
山本ゼミの4年生は全員が卒論を執筆。就職する日まで、自分のスキルの向上を目指します。


ゼミ研究は就職活動の最強の武器!!

  「大学の勉強は就職に関係ない」と言われたのは今は昔。このBlogでも様々な先生方が、東京経済大学の様々な試みを紹介されてきたように、現在、大学で得た知識や経験を企業は高く評価するようになっています。その中でも、経営学部のゼミ研究は就職活動の

★ 最強の武器 ★

になります。なぜでしょうか? それは、「経営学の研究で必要とされること=ビジネスの現場で必要されること」だからです。例えば、山本ゼミでは、

 地域の中小企業や社会の課題を発見し、その解決のために「こうすればよいのではないか?」という自分なりの仮説を立てる。そして、自分自身の足を使って、地域の企業に一社一社アポをとり、訪問し、実態調査をすることで、「自分だけの生の情報」を手に入れ、解決策を提示する

ことをゼミ研究の基盤にしています。これは金融機関の方々が常日頃、地域金融の現場でなされていることそのものです。もちろん、そこには様々なノウハウ・知識が必要とされるので、一朝一夕にはできません。教員の指導の下、2年間のゼミの中で、スキルを高めていってもらいます。また、研究成果は金融機関や自治体の方々の前で、報告させてもらいました。



ゼミ生A君は青梅市の観光地と中小企業の関係に興味を持ち、実態調査を繰り返しました



ゼミ生B君は多摩地域の小規模農家の経営に興味を持ち、インタビューを重ねました


ゼミ生からのメッセージ

 自分自身の頭と足を使った地域の研究、その成果として、自分の言葉による論文・報告書とプレゼンテーション、経営者の方々との交流から得た地域の企業・経済への関心、これら全てが就職活動の際の誰にも負けない最強の武器になります。A君もB君も面接の際に、

「山本ゼミのゼミ研究の中で得た経験と
想いをありのままに語った」

と述べています。そして、最近では、ゼミの後輩にそのことを何度も伝えようとしてくれています。
彼らのこの言葉と行動が全てを表しているのではないでしょうか。もちろん、経営学部のゼミはたくさんあり、そこでのゼミ研究も多様です。山本ゼミはその一例に過ぎません。ただし、どのようなゼミでも、そこでゼミ研究に思いっきり傾注することで、就職活動の際の自分だけの最強の武器を構築することができるのではないでしょうか。

 高校生の皆さんも東京経済大学 経営学部で学び、自分だけの最強の武器を身に着けてください!!


(文責:山本聡)