2014年5月13日火曜日

商品企画はお客様への問題提起!

おそらく高校生以上になると、毎日何か買い物をしていますよね?
その買い物って、どういう気持ちから生まれましたか?
喉が渇いたからミネラルウォーターを買いましたか?
安いだけならディスカウントストアに行けば50円未満で買えますよね?
でも、コンビニで108円で買ったのはなぜでしょうか?
近いから。冷えているから。新製品を試したかったから。友達に付き合って。
色々な理由がありそうです。
価格だけでは説明できない買い物に満ち溢れています。

ドラッグストアになると、今度は問題を解決するための商品がたくさん並んでいます。
風邪をひいたら、かぜ薬だけですか?栄養ドリンクは?アイスノンは?マスクは?水分は?
お客様が問題認識をすれば、数多くの解決策が並んでいます。
売場や商品が、お客様に問題提起することが大切になります。
ボクを見て。ワタシを見て。こんなにカッコいいでしょ。こんなに役立つのよ。
こんな問題を抱えていませんか?こんな不便がありませんか?
様々な問題提起がありえるのです。

最近の若者の間で定着しているのがレッドブル。
期末試験や部活の大会などで疲れた時に「レッドブルなう」がつぶやかれるようです。
大学生の間でも試験期間中はレッドブルは必需品のようです。
少々高くても(いえ、少々高いからこそ)、自分の体にレッドブルなんですよね?

疲労物質として有名な存在が活性酸素です。
この「活性酸素」の文字だけ見ると正義の味方に見えますよね(笑)
酸素というのはとても体に良さそうですし、それが「活性」なのですから、悪の権化であることは連想しづらいかもしれません。
でも、この「活性酸素」は健康にとっても美容にとっても諸悪の根源なのです。
この活性酸素によって、人間は疲労感を自覚するとも言われています。

この活性酸素を除去する能力を「抗酸化」と言います。
2013年度のゼミGP指導費を頂き、本藤貴康ゼミでは、この抗酸化物質して極めて強い「マイナス水素イオン」の商品企画を行いました。
水素と酸素が化学反応を起こして水になることは、中学時代に勉強するので、一般常識だと思いますが、このマイナス水素イオンは、体内の活性酸素と反応して、これを除去します。

そこで、本藤貴康ゼミで企画した商品「水原麗子」と「H0(エイチゼロ)」。
「水原麗子」はビューティ売場展開を考えました。「水素原子と綺麗な子」をイメージしています。
「H0(エイチゼロ)」は健康食品売場か飲料売場
での展開を考えました。水素原子を表す化学式になります。

売り場で目立つパッケージデザインと商品名。
レッドブルみたいに持っているだけで商品イメージがつきやすい長寿商品になることを想定して考えました。

疲れた時には「水原麗子」。疲れた時には「H0(エイチゼロ)」。
そんなポジショニングを得られることを期待しています。

これらの商品は、クロスピィーという水素を中心とした健康食品メーカーの商品です。
現在、連携する全国卸売業のウェルネス・ジャパンが、全国のドラッグストアを中心に営業展開しています。
もしも売り場でみかけたら、抗酸化機能食品なので、一度お試しくださいね。




文責:本藤貴康(流通論、流通マーケティング入門担当)