2017年9月24日日曜日

考・映画「君の膵臓をたべたい」(小木ゼミ通信 vol.22 夏の出来事、小木ゼミの近況、今後のスケジュール)

 夏休みの出来事


 マーケティング論、ソーシャルマーケティング論担当の小木紀親です。
 私、8月は仕事を入れないことをコンセプトにしているのですが、いつもの通り終わってみればスケジュール手帳は真っ黒になってしまっていました。単著の執筆は当然暗礁に乗り上げ、完全に出版社の方に怒られることは必至です。

 執筆に行き詰まったときは、

 そう映画に行こう! です。

私はそう決めています。

 とにかくすべてを投げ出して、気分転換に歩いて近くにある映画館に行くことに決めています。普段は、仕事がら試写会で見ることが多いのですが、今回は株主優待でGO!そんでもって、選んだのは、

 映画「君の膵臓をたべたい」


 原作を読んで良かったのと、映画の中のいくつかのロケ地が関係先であったことから、まあ見てみるかという感じで選びました。

 授業で小説を薦めるとき、「原作を超える映画・ドラマは見たことがないから、研究と一緒で、必ず原典(原作)に当たってから映画・ドラマを見たほうが良いよ。」と言ってきました。その手前、大変言いにくい話なのですが、、、、今回の映画は、

え、まじで
びっくり!
これ、すごく良いじゃん

 原作を超えて、本当にすばらしい作品でした。
 どれくらいの衝撃かというと、購入したキャラメルポップコーンに全く手を付けないまま映画が終わっていたし、またこのブログのトップにもってくるくらい、自身にとってはドエライことだったんですね。

 本映画は、原作とは異なるところもあるのですが、特に脚本がお見事でした。うまくアレンジして、原作を殺さずに、さらに完成度を増しておりました。

 映画内で、桜良(サクラ)と僕(仲良し君)が福岡で宿泊した部屋は、私が一昨年「福岡ヒルトンシーホーク」でアップグレードしてもらって泊まった部屋で、それもまた驚きました!

 桜良役の「浜辺美波」さんも、なんて魅力あるすてきな女優さんなんでしょう。若干17歳。今年は、映画に5本ほど出るそうです。大ブレイク間違いなしです。進学するなら、ぜひ東経大に来てもらいたいですね。

 そして、主題歌の「himawari」もいい!ミスチル節が炸裂しています。かなり原作を読み込んだ上で、書いた詞とお見受けいたします。桜井和寿さんが好きであろう「ひまわり」をタイトルにしたことからも、その気合の入れようがうかがえます。

 とにかく、

 脚本良し! 
 浜辺美波良し! 
 ミスチル良し!

 の三拍子です。

 とにもかくにも「君の膵臓をたべたい」は、断然おすすめです。
 高校生や大学生だけでなく、おじさまにもおすすめかもしれません。
 現在、文庫本も購入して、改めての原作の再読です。これはもう、DVDを買ってしまいそうな勢いです。





  さて、今回の小木ゼミ通信は、次のラインナップです。
 1.小木ゼミの近況報告 「17 ゼミ合宿 in 草津」「TFT in オープンキャンパス」
 2.企業コラボの進捗状況
 3.小木ゼミの今後のスケジュール

 1.小木ゼミの近況報告

 ① 17ゼミ合宿(9月中旬・草津にて)

 小木ゼミにとって夏合宿はとても大事な行事です。今年も3泊4日、総勢45名での合宿は、あいかわらず激しいものでしたが、2年生の団結力が増したこと、3年生がたくましく成長したこと、4年生が立派な社会人に見えたこと、本当にうれしく思える合宿でした。実に、良いゼミになったとしみじみ思います。

 とりわけ、最終日夜の「愛の劇場」(出し物大会)は、リハーサルを含めれば6時間半にも及ぶ小木ゼミ伝統の大イベントです。そのイベントのオープニングを飾るのは、毎年、幹部+私+選抜メンバーによるダンスパフォーマンスなのですが、今年の課題は『サイレントマジョリティ』!「それって、欅坂なの?乃木坂なの?」、「それってむつかしいんじゃないの?」とわめき散らす私を尻目に、ダンスリーダーから容赦ない厳しい指導を受けました。そのかいあってか、大阪府立登美丘高校ダンス部までとはいきませんが、なかなかダンスパフォーマンスだったのではないかと思います。でも、四十肩の私がなぜダンスに参加せねばならないのか、大きな疑問が残るところです。
 もちろん、その他にも、研究発表あり、SPI模試あり、スポーツ大会やBBQや花火大会あり、就職対策イベントあり、工場見学あり、愛のエプロン(料理の腕前を競う料理対決)などてんこ盛りの合宿でした。

 でも、合宿終了後、私は寝込みました・・・・・。それくらい疲労困憊の合宿なのです。とにかく、ゼミ生の皆さん、お疲れさまでした!

愛の劇場(出し物大会)後のショット 24:00越えてます。

就職イベントの一幕
4年生による3年生のグループディスカッション指導

料理対決スタート!
もともとは小木に振舞うことから始まった伝統行事


 ② 8月OCの小木ゼミ発表会は大盛況&TFTランチも盛況!

 夏のオープンキャンパスには、高校生の皆さんがたくさん来てくれました。本当にありがとうございました。東経大の雰囲気はいかがだったでしょうか。小木ゼミも8月2日にゼミ活動報告に出させていただきました。多くの方が参観していただけました。少しでも東経大のゼミは頑張っているんだということが伝わっていれば嬉しいです。
 また、オープンキャンパスで提供したTFTランチ「ふわとろオムライス」も好評でした。選んでいただいた方々、まことにありがとうございました!


 2.企業コラボの進捗状況

 小木ゼミでは、個人研究以外に、次の3つの領域で企業・NPOとのコラボ企画を進めていますが、その進捗状況をお知らせいたします。各コラボの詳細は、過去の小木ゼミ通信をご覧下さい。

①.商品開発プロジェクト 
こんなお菓子あったらいいなプロジェクト イーグル製菓×小木ゼミ コラボ
 
*10月下旬、各人による企画書提出
*12月に社長との打ち合わせ


②.地域活性化プロジェクト
*Web「国分寺物語」の企画・取材・制作 Nipponia Nippon×小木ゼミ コラボ

*9月  国分寺第2中学へのゲストティーチャーとして学生が講義
*11月 ぶんぶんウォークへの参加

 
③.国際貢献プロジェクト
*健康ランチ販売プロジェクト(貧困国支援活動・年2回) TFT(Table For Two)×東経大生協×小木ゼミ コラボ

*8月のオープンキャンパスにTFTランチが登場!
*12月中旬 2017年冬・TFTランチ販売


 3.小木ゼミの今後のスケジュール

11月中旬(水)  ゼミ連主催のゼミ説明会に参加
11月後半(水)  アカデミックコンパス内で小木ゼミの紹介
11月25日(土) 小木ゼミOBOG会
12月初旬    TFT×小木セミ×東経大生協「TFTランチ」販売
12月初旬(水)  「国分寺物語」シンポジウム【オープンゼミ】
12月 9日(土) 経営学部ゼミ研究報告会
12月・1月(水) 水曜日2時限目 小木ゼミは全てオープンゼミ
12月20日(水) ゼミ内での入ゼミ相談会、終了後 クリスマス会&幹部交代式
 1月18日(水) 「お菓子プロジェクト」ゼミ内選考会【オープンゼミ】
          

*ゼミに興味のある方は、小木ゼミtwitter(@ogi_seminar)を見て下さい。


 文責:小木紀親



2017年9月19日火曜日

学問のミカタ 「正しいとは何か?」


そろそろ大学では夏休みが終わり、秋学期がスタートします。
ゼミ合宿の疲れを癒しつつ、秋学期の準備をしている石黒です。
今回は『学問のミカタ』ということで、私の研究テーマである経営倫理について話したいと思います。


経営倫理というのは、簡単に言ってしまえば「企業の正しい経営の仕方」です。
例えば法律を守ったり、自然環境の保護をしたりというのがイメージしやすいでしょう。
当たり前の事を言っているだけじゃん?と思うかもしれません。
しかし、「正しいとは何か?」を突き詰めていくと非常に面白いテーマになります。

そもそも私たちは、なぜ善悪の判断ができるのでしょうか?
生まれた瞬間から善悪の判断ができた人なんていないでしょう。
法律、道徳、物語、宗教など様々な要素の影響を受けて、私たちは善悪の判断をしています。
しかし、これらの要素は時代や地域によって異なり、変化してきています。
例えば、今や当たり前の地動説も、天動説が宗教的に信じられていた時代では異端な考え方として弾圧されていたわけです。
私たちは、自分が生活する社会の中で信じられている正しさを読み取って善悪の判断をしているに過ぎない。つまり、私たちは「真の正しさ」を知っているわけではないのです。


「真の正しさ」を知らないままに、私たちはどのようにして正しい行動をとることができるのか?
これを追求することで企業の倫理的な経営を考えていくのが、私の研究です。
法律、道徳、物語、宗教などの様々な要素を使って企業は、常により正しい経営とは何か?を社会の中で探し続けているのです。

こんな風に書くと小難しく見えてしまいますが・・・
授業の中では、もっと身近なテーマから説明をしています。
「愛ってなんだ?」「ロックってなんだ?」「性的な話題は、なぜセクハラになるのか?」etc...
実は私たちがもっている感情、判断には、社会からの影響を非常に強く受けています。
ロックの話では、社会からの影響を受けつつも、私たちは独自のアイデンティティを生み出していく過程に注目します。
皆さんも一度、自分が常に行なっている善悪の判断について深く考えてみてはいかがでしょうか?


最後にゼミ合宿での美しい石垣島の夕日を載せておきます。

ゼミ合宿の話は次回ですかね。


学問のミカタ link
経済学部「科学における理論・モデル・エビデンス—経済学の「モデル」とは」
コミュニケーション学部 「読まない’h’は保守派の印?!」
現代法学部 「—法学と「時代の遠近感」—」
センター 「We did it!」

2017年9月12日火曜日

海外ゼミ研修@ミャンマー

経営学部の関口和代です。
ゼミでは、夏期休暇期間中に海外研修へ行きますが、
今年はミャンマーを訪問しました。
66日のブログでミャンマーに決定した経緯等をご紹介しています。
そちらもあわせてご覧ください。
http://tkubiz.blogspot.jp/2017/06/blog-post.html

今年は816日から27日までの1012日で研修に出かけました。
これまで7カ国で研修を実施してきましたが、今回のミャンマー研修が最長です。

企業訪問

ミャンマーの最大都市であるヤンゴンから約1時間30分ほどかかる
ティラワ工業団地には、日本企業も多く進出しています。
その中の一社であるヤンマー社を訪問しました。
ミャンマーでは、隣国タイ等から輸入した農業用機器を
販売・メンテナンスされています。
将来的には製造販売も視野に入れているそうですが、法的な問題に加え、
道路・電力・上下水道をはじめとしたインフラ整備が最大の課題とのことでした。












ヤンゴンでは、NTTデータ社を訪問いたしました。
日本に比べて大学進学率が低い中、
優秀な従業員(多くは女性です)を採用しつつ、
日本と連携をとって業務にあたられています。


また、それに先立ってJETROヤンゴン事務所にて、
ミャンマーに関するブリーフィングを受けました。
















現地大学との交流

ヤンゴン外国語大学の学生と交流をしました。
ミャンマーにある外国語大学は、ヤンゴン外国語大学とマンダレー外国語大学の
2校です。当初は両大学とも訪問する予定でしたが、
残念ながら手続きが間に合わず、今回はヤンゴ外国語大学のみとなりました。



午前中に学内でグループ・ディスカッションやゲームをした後、
ミャンマー人学生とゼミ生の混合グループに分かれて、
夕方までヤンゴン市内散策に出かけました。
11グループそれぞれ楽しい時間を過ごしたようで、
その様子がたくさんfacebookに投稿されていました。
ご協力いただいたヤンゴン外国語大学の皆様、
国際交流基金の担当者の方に感謝しております。














エコツーリズムへの参加

今回、初の試みとして、
ミャンマー日本・エコツーリズム(MJET)が実施している
プログラムの一部にゼミで参加しました。
NGOの方が用意してくださった薄いブルーの
Tシャツを着て活動しています。
http://www.mjet-tokyo.com/index.html


ヤンゴンから飛行機で1時間30分ほどの町バガンで
下記のような4つの活動をしました。

地元小学生を対象とした理科の実験
今後、教科書に書かれたことをそのまま知識として学ぶことから、
実験等を通して体験学習をする方式に変えたいとのことです。
実験器具はもちろんのこと、日本では当たり前に揃っているような
学習機材や学習支援ツールもほとんどありません。
校舎自体もそうですが、机や椅子も非常に簡素で、
教科書・ノート・筆記用具も不足しています。
それでも、教員の話に真剣に耳を傾け、
一言一句も聞き漏らさない態度・姿勢や
キラキラとした瞳をみて、我が身を反省しました。


地元小学生とともに植林活動
NGOへの寄付金で購入された苗木に加え、
私たちも一人あたり5本苗木を購入し植えました。
小学生や住民の方々が世話をし、
成長度合いをメールで知らせてくれるとのこと。
とても楽しみです。

植林活動は、マンゴー、パパイヤなど、フルーツの名前をつけた
4つのグループに分かれて、指定された区画に小学生と協力して
苗木を植えました。
片言のミャンマー語とボディランゲージのみではあるものの、
天真爛漫、素直で、笑顔の素敵な子どもたちと一緒に
活動したことは忘れられない思い出となりました。
5年後には大きくなっているとのことですので、
是非見に行きたいと思います。
















③地元小学生たちと日本式運動会
紅白の2チームに分かれて、玉入れ、リレー、
ボール運び、二人三脚、ムカデ競争をしました。
全力かつ真剣に、そして楽しみながら取り組む子どもたちと、
彼らをサポートするゼミ生たちに感動しました。



村での交流会
夕方から、小学校で交流会。植林活動に参加した小学生たちの他、
村民の方も多くいらっしゃいました。
歌、ダンス、マジック等を相互に披露しました。

ご紹介したように、ミャンマーでは、
これまでとは一味違った活動・体験ができました。




50年間にわたる軍政政権から、
2015年アウンサンスーチー氏率いる
国民民主連盟(National League for DemocracyNLD)へと
政権が交代したことで、アジアのラストフロンティアとして
注目されているミャンマーの現在を体感できました。

民政政権となって間もないミャンマーは、
まだまだインフラも整備されていませんし、
経済活動も投資もこれからといった状況です。
しかし、民主主義国家への移行が本物かを
慎重に見極めようとしている国民が、
安心して投資をし、消費をするようになれば、
あっという間に発展するように思います。

ミャンマー人の国民性としてあげられることの多い、
細やかな心遣い、親切、穏やか、手先が器用、
勤勉で真面目であること等は、今回の研修で十二分に実感できました。

第二次世界大戦前は、
バンコク駐在者が買い出しでヤンゴンに来ていたそうです。
50年間にわたる鎖国状態の影響で、
ASEAN諸国内では、やや遅れた発展段階にありますが、
上述したような国民性、統計にはあらわれない国民の保有資産
あるいは経済の実態、投資環境の今後の改善に向けての努力等を
考えると、実力十分であると思いました。
そのような過渡期、発展段階の初期に、ゼミ生とともに
ヤンゴンやバガンの実相の一端に触れることができ
とても良い経験となりました。

本研修の報告は、10月の木曜日の昼休みに行う予定です。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
実施日が決まりましたら、改めてお知らせいたします。

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毎年実施しているゼミ研修、これまで同じ国に出掛けたことはありません。
安心・安全が一定程度担保できること、リスクが少ない国であることを大前提に、
大学生が一般的な旅行先として選択しそうにない国、
社会・経済的に変化しようとしている国、
ダイナミズムやポテンシャルを感じることのできる国を
今後も訪問先として考えていきたいと思います。
将来、再訪する国も出てくるとは思いますが、
出来得る限り、新規訪問先を開拓していきたいと考えています。

世界的に不安定な状況、安心・安全が脅かされている状況ではありますが、
今後も学内外の関係機関と連携して、
学生にとって有意義な研修を続けていきたいと思います。


(文責:関口和代)